俺 様 系 男 子【佐野玲於】

数原くん ページ35

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「あれ、カフェオレない」


母「あーごめんね！飲んじゃった」


「えぇ、コンビニ行ってくるね」


母「いってらっしゃい！」


…あれ、あの人傘忘れちゃったのかな？


家の目の前にコンビニあるし貸してあげよっかな


「あの、傘いります？」


龍友「あ！Aちゃん！」


「あ、数原くん」


龍友「Aちゃんが困るやろ？」


「ううん、目の前だし。ほらそこの家」


龍友「家隼の隣なん？」


「そうだけど…隼と知り合いなの？」


龍友「そうそう」


「あれ、もしかしてダンス部？」


龍友「ちゃうよ、軽音」


私隼と3年間クラス一緒だから数原くんとクラス一緒になったことないし部活違うし


隼顔広いなぁ…


「数原くんも家この辺なの？」


龍友「隣の隣の駅」


「なんでこんなとこいるの？」


龍友「散歩しに来たんよ」


「この辺なんもないのに笑」


龍友「Aちゃん連絡先交換してええ？」


「あ、いいよ！」


龍友「QR？」


「フリフリがいい！」


龍友「ふるふるな笑あ、入った


あ、Aちゃんお買い物は？」


「カフェオレ買わないと！」


龍友「カフェオレ好きやな笑」


「…あ、お財布忘れた笑」


龍友「ほんまに抜けとる笑」


「佐野くん？隼？どっちが言った？」


龍友「両方やな笑」


「うわぁ笑あいつらめ…数原くん、傘どうぞ」


龍友「ええの？」


「だってすぐそこだし？」


龍友「ほんまにありがと！傘明日返すわ」


「はーい、あ、そうだ」


龍友「なに？」


「私ね、晴美に男子の免疫高めろって言われてさどうすればいいと思う？」


龍友「俺が練習相手になってもええで？」


「ほんと？」


龍友「傘のお礼や」


「あ、でも晴美が隼に頼んでくれたんだ」


龍友「隼がおらん時とかさ？」


「わかった！たまにお世話になる！じゃあね〜」


龍友「気ぃつけてな〜」


数原くんにも迷惑かけちゃって…


私のばかばかばーか！

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