俺 様 系 男 子【佐野玲於】

雨 ページ33

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_side 玲於_


玲於「袋別々でお願いします」


『かしこまりました。彼女さんですか？』


玲於「えっ、まぁはい」


これこう答えていいんだよね？！


『お幸せに』


玲於「どーも」


玲於「はい」


「なにこれ」


機嫌悪くね？


玲於「さっきのピアス」


「まじ？」


玲於「俺とおそろだけど…」


「佐野くん意地悪じゃない！」


玲於「は？」


…こいつ俺が全部独り占めするとでも思ったの？


馬鹿かよ笑


「優しいなって思って？あはは」


玲於「嘘下手かよ笑ま、いいけど」


「ピアス明日から付けてこ」


玲於「そんな気に入った？」


「うん！」


玲於「今からつければ？」


「そうする、佐野くんなんで急にくれたの？」


玲於「日頃の感謝的な？」


「ふふ笑佐野くんありがとう！」


玲於「お、おう」


なんだよ急に、照れるじゃんか


あんな満面の笑みで言われたらさぁ…


さっきから心臓がうっせぇ


…なんだよこれ


「あれ？雨降ってる？」


玲於「俺、折りたたみあるよ？」


女子力高…とかぶつぶつ言ってやがる笑


はぁ、うける笑


玲於「送ってくよ？」


「いいよ！ピアスも貰っちゃったし悪いよ」


玲於「いいから送ってく」


「でも…」


玲於「いいの俺隼に怒られちゃうし」


「じゃあお言葉に甘えて…」


玲於「よいしょっと」


「え、私がさすよ？」


玲於「身長足りねぇよ笑」


「…ちびって言いたいの？」


玲於「だってチビじゃん」


「うぅぅ…佐野くん肩濡れてる」


玲於「いいよ別に」


「ダメだよ、来週大会あるんだから」


玲於「じゃあもっとこっち寄ってよ」


「佐野くん近いって…」


玲於「折りたたみなんだからしょうがねぇじゃん」


顔真っ赤にして俯いちゃって笑


あーうける笑


「佐野くんっ私、もう家着いたから…」


玲於「じゃあね」


「今日色々ありがとね…今度お礼するからじゃあねっ！」


なんでそんなんで照れてんだよ笑


…大会か


大会まで気ぃ抜いてられねぇや

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