俺 様 系 男 子【佐野玲於】

聞いてない ページ40

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_side 隼_


なに、最後のりゅとくんっ！って！


可愛いし下の名前だし


ちゃんと言えてないけど！


俺知らない、聞いてない


てか知り合いだった事も聞いてない


全てが初耳！


隼「龍友と知り合いだったんだね」


「うん」


隼「いつ知り合ったの？」


「大会の後佐野くんに急にカフェ連れてかれたじゃん？その時」


隼「あ〜…てかさA男子の事名前で呼ばないのにどうしたの？」


彼氏も名字で呼んでるのになんで龍友にたどりつたのが謎


「あのさ免疫高めよう的なのやってんじゃん？」


隼「うんうん」


「りゅとくんも協力してくれるらしくてね？」


まじかよ！龍友とも手繋いだりするって事？！


それは許せん


「それで免疫高めるためって言われて名前で」


隼「あ、手は繋いだりしないのね」


「するわけ！そんなの頼めるの隼しかいない」


なんかちょっと優越感笑


隼「じゃあ手繋いで帰る？」


「えっ、でもあれだし…」


隼「この辺暗いから大丈夫だよ」


「えぇ…」


隼「左手もーらい！」


「うわっ！」


手繋いだ。玲於に見せてやりたい笑


顔真っ赤にしてるAが可愛くて


なんか明日頑張れる気がしてきた


Aパワーすげぇ笑


ﾊﾟｼｬ


「ん？なんか音した？」


隼「気のせいじゃない？」


「あ、家もう着くから」


そう言って離された手はどことなく寂しい気がして


「隼、明日頑張って！全力で応援するから！」


隼「Aが応援してくれたら頑張れるかも」


「ま、優勝したらお祝いしたげる」


隼「まじで？！じゃあ！」


「ん、バイバイ！」


お祝い2人がいいな〜なんて笑


この時、さっきの音をちゃんと聞いとけば良かったのかもしれない

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