続き ページ23
思えばこの街も慣れたものだ。
14歳ぐらいの少年はペタペタと情けない音がする靴と共に賑やかな夜の繁華街を歩いていく。
ここはいつ来ても別世界に来た様で何もかも忘れられる。美しい暖色が煌めいていて
まるで夢現、と言うのが正しいのだろうか。
しかしそんな美しい世界に合わない張り詰めた顔でどんどんと少年は歩いていく。
バーらしき店の近くの路地に入ると一気に繁華街の熱気が冷めて夜の冷たい風が当たった。
月光に照らされた路地裏は哀愁が漂っており、強張った少年の表情と合わさって
まるでなにか大切なものを亡くしてしまった様である。
繁華街の音も遠くなり、廃墟になっている大きなビルの近くに付いた。
廃墟になったビルの階段をあがっていく。ガダガダと頼りない音のせいで
驚き、転びそうになるがなんとか持ち堪えた。
屋上に上がると張り詰めた表情が一層強くなる。
フェンスを乗り越えて端に立ち、足を落とそうとするが……
……………ごめん、やっぱり駄目だ。
フェンス越しに強張った表情が一瞬泣いているような顔になり、瞳の中の瑠璃色が揺らぐ。
少年はフェンスに寄りかかりながらゆっくり立ち上がった。
そして過呼吸を抑えながらふらふらと階段を降りていった。
人々が疲れたと言わんばかりの顔をしてスクランブル交差点をおぼつかない足取りで歩いていく。
塾帰りのような女の子、
二十歳ぐらいの変な女に絡まれている男性、
風景の中に溶けている自分。
元から“自分”という人間なんて居なかったような感覚で
まるで透明人間になったような気分だった。
面倒臭いからもう終わり^_−☆
2時間ぐらい掛かったわ^_−☆
もう無理^_−☆
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はわわ - すみませんとっても共感できるんですが、少し検索避けをしといた方がいいんじゃないですか？ (2022年8月4日 14時) (
レス) @page3 id: bc1c936e00 (このIDを非表示/違反報告)
あ - とっても共感しました！パクらないでとか言いつつそのまま丸コピしたかのような作品たち！飽き飽きします！自己満のためなら推しの目にも入るかもしれないんのに！追加で歌い手をバカにするような設定はよくないと思いますね。歌い手側がいじめっ子とかですね、 (2021年9月12日 19時) (レス) id: 27be45b75d (このIDを非表示/違反報告)
しろつめ - 共感は勿論するんです！が、私たち読者側が図々しく言うのはあまり良くないのでは、と……。同じような設定や展開が多いのも、沢山の人が同じジャンルの話を書いているので仕方ないと思います。その中でいい作品を見つけるのが私たちのやるべきことではないでしょうか。 (2021年9月6日 19時) (レス) id: a47367aeb2 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきくん(プロフ) - すいません……コメント返しのセンラさんの名前の由来ですが、senにして、エゴサをすると興味ありまsenまで引っかかるから、せんりにしようと思ってだった気がします (2021年5月30日 8時) (レス) id: baaa85792d (このIDを非表示/違反報告)
夜月(プロフ) - 図々しいというかなんと言うか...個人の意見なのはわかるのですが理解して頂けたらなと思います....長々と失礼しました！ (2020年11月17日 16時) (レス) id: f5dd464ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：？？？？ | 作成日時：2020年6月3日 19時
