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彼岸花と菫 ページ3




あなたは菫の花言葉を


知っていますか


菫の花言葉は


「小さな幸せ」


これはそんな物語


○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●○●


ガサガサガサ


草をかき分けて


ちかづいてくる少女がいる


少女「わぁ!綺麗な狐様!」


狐「お前....出雲の人間か」


俺はそう言って黒髪に黄緑色の瞳をもつ


少女に問いかける


少女「!出雲を知ってるんですか?

出雲って何のことかよくわからないんです」


と少女は言う


狐「出雲を知らない....か

お前いつの第だ?

確か今年は....」


そう言うと少女は数え始める


少女「ええと確か婆様が....あ

第30です」


出雲の人間では


少し特殊な言われがある


生まれた第が5で割り切れる時


その者は


とても力の強い者に


なり得るだろうと


そして5で割り切れて2で割り切れる時


その者は今までにないくらいの特殊な


力を持つだろうと言われている


狐「そうか....お前。

出雲の人間がこんなところへ来るな」


少女「どうしてですか?」


少女の瞳は無邪気だ


狐「この森は危険だ

特に出雲の人間にはな

お前出雲の人間に言われなかったか?

ここに行くなと」


少女は微かに笑った


少女「ふふっほんとは言われたんです

婆様に行ってはいけないって

でも....」


そう言って口篭る


少女「あなたに呼ばれたような気がしたから」


俺は目を見開く


まさかこんな小さなやつが


俺に引き寄せられるのか


俺は自分で言うのもなんだが


妖狐の中でも一匹しかいない天狐だ


そしてあやかしの中でも最高位だと


そんな俺に引き寄せられる....か


おもしろいな


それに俺は今人の姿だ


一発で狐とはわからないはずなのに


見破った


俺は木から降りて


少女の前に立つ


狐「お前、名は?」


少女「出雲の第30、雛罌粟家(ヒナゲシ)

次期当主緋彩(ヒイロ)です

狐様は?」


狐「俺は天狐の齋(イツク)だ」


緋彩「齋様ですね!」


齋「出雲と天狐は同等だ

様はいらない

後敬語もだ」


緋彩は笑う


緋彩「うん!よろしくね。齋」

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作者名:りんご | 作成日時:2014年7月31日 22時

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