【童話風】キド姫様とぼっちな妖精さん！！【メカクシ団】 (ページ7)

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story6-君は？ページ7

何だったんだ…？

首をかしげてると前方から見知った顔が見えてきた。

あれは…

キド「マリー？」

マリー「あ、姫！探したんですよ？」

キド「あ、ああ…悪い」

そう言えば今日も黙って出ていっていたか…苦笑いを返すとマリーはぷくっと頬を膨らませた。…あ、あれを指でツンツンしたい。

マリー「お城でも凄い騒ぎだったんですよ姫！姫は姫としての自覚を持つべきです！」

キド「あ、ああ…すまない」

マリーは余程心配してくれたのかいつもよりもずっと厳しく俺に言った。

…なんか、嬉しいな。こういうややつが側にいるって。

そう思ってからふと、あの妖精…Aのことを思い出した。

＿＿この森に唯一生き残る妖精です……

キド「アイツの傍には………いないんだよな」

マリー「何か言いましたか？姫」

キド「…いや、何も」

俺のそっと呟いた声が聞こえたのか聞き返してくるマリーに、俺はあやふやに返した。

この森に唯一生き残る妖精……か。

昔、この森で何かあったんだろうか。

キド「…マリー、早く帰るぞ」

あの妖精を、調べてみよう。そう思い立った俺は気づけば城に向かって一直線に走っていた。

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少し早いかもね