4,軽蔑 ページ5
《Aside》
失態……。
あれで更に私、ヤバい事になってしまった。
ヤバい事……弱味を握られてしまった。
コレはかなり一大事。
要はあの手を使えば何でも出来る、という訳。
お陰でここ三日間、無一郎君と会ってない。
このままでは駄目だ。
柱同士、結構会うタイミングはある。
という事で……!
弱点克服して来ます!
『しのぶさーん、ごめん下さ〜い?』
「蓮花……?」
はい、早速双子の妹と間違えられました。
まぁ間違えられるように髪飾り同じにしてきたんだけど……。
そうすれば無一郎君に会っても蓮花だと誤魔化せる!
でも、カナヲちゃんとは面識あるから結構悲しいですねまる
『Aだよ……!訳あってこの姿なの……!』
「えっ……」
カクカクシカジカ
「そうなんだ……。炭治郎達なら……」
カクカクシカジカ
「分かった!ありがとう」
廊下を忍び歩き。
これも柱の実力です。
まぁ、炭治郎達が都合良い所に居て良かった…
炭「よし!伊之助!掛かって来い!」
伊:「猪突猛進!猪突猛進!」
訓練中かな…?
という事は…
尚更都合良い!
『善逸さん?一人で寂しく無いですか?』
「へ、…………………………………ひゃゃゃゃゃゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
やっぱり、耳良い人は損ね……。
……ところで、反応遅くない?
善「び、びっくりしたぁ。まさかAさんだったとは」
『……何で分かった?』
善「蓮花ちゃんだったら音がするから。あの凄い幸せそうな音」
えっ……。
何それ、知らない。
私、蓮花の音、聞いた事無いのに……?
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
私達双子姉妹は自分の音や匂い、気配を隠す事が出来る。
そして二人とも聴覚が少しだけ優れている。
善逸さんレベルではないが、強く思った事などは微妙に感じる。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
そっか……。
私よりも蝶屋敷の人達を信用しているのか。
ま、当たり前だけど。
私みたいな酷い姉は嫌だよね。
炭「A……?微妙に匂いがするのだが…」
ハッとする。
油断してた……、
善「ところで、今日は如何して来たんですか?」
善逸さんの声がやけに素っ気なく聞こえた。
4歳も歳下なのに敬語……。
前はタメ口だったのにね。
……そっか。
私、嫌われているんだ。
そう悟った私の口は無意識に動いた。
『うぅん、何でもない。ごめんね、稽古の邪魔して』
私、上手く笑えてた……?
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三日月晩霞(プロフ) - わぁ過去最高196位!みなさん、ありがとうございます (2020年11月14日 21時) (レス) id: a76c167dce (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫 - ネタ提供ありがとうございます!輝夜さん、そのネタ、使わせていただきます!まさかここまで早くコメントしてくれるとは(泣)本当にありがとうございます!! (2020年4月30日 8時) (レス) id: af5538bb52 (このIDを非表示/違反報告)
輝夜(プロフ) - いつも更新お疲れ様です! 夢主ちゃんの口周りに食べ物(クリームとかご飯粒的な奴)がついていて、それを無一郎が取って、食べる。そして、美味しいと言って赤面させるというのはどうですか? (2020年4月29日 22時) (レス) id: 4d34a234b5 (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫 - 誰か、ネタを!お願いします! (2020年4月29日 19時) (レス) id: af5538bb52 (このIDを非表示/違反報告)
三日月雫 - そんな事無いです……//今後も応援よろしくお願いします! (2020年4月28日 11時) (レス) id: af5538bb52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:猫毒 | 作成日時:2020年4月27日 20時