恋の法則〜完〜＿＿＿＿ゴーストmother〜始〜

いいこと考えた? ページ22

竜彦「みこと・・・っ」

竜彦の呼び止める声を無視してひたすら走る
気付いたらあのアトリエに来ていた

みこと「・・・・・ママ」

『また来ちゃった?しょうがないなぁ、おいでみこと』

みこと「・・・・・・」


母の描いた絵を見つめる。どれも奇想天外で面白い物ばかり
最近来ていなかった。そしていつの間にかなくなった作品もあった
なぜかは分らない。
そして絵の具がついた机があった。そこには一冊の絵本
よく読んでもらった本。一番訳が分からなくて、一番好きだった

『最初地球は四角で、月は三画だった。でもカミサマは誰も端っこで泣かないように、と
丸くしたんだ。
昔から変わらないことは一つだけ、人は今も海の子だ』

みこと「・・・・」

家に帰りづらい、とても。
フラフラとアトリエを出て、森の奥深く誘い込まれるように進んだ

〜〜〜〜〜〜〜〜

『女王謎の死について』
著者.龍神龍

〜〜〜〜〜〜〜〜

竜彦「・・っすまねぇ・・・!みこと」

蛇太郎「おい。もしかしてお前の親父から・・・?!」

竜彦「あぁ・・・・。逆らえねぇよ」

うさた「蛇太郎もでしょ?作戦・・・聞いた?」

蛇太郎「・・・・っ!まさか本当だとは・・・」

ポーク「な、なんのことだお」←

竜彦「俺、ひでぇよな、みことは本当に友達が欲しかっただけなのに、俺は、自身の保身のために
みことを・・・!」

うさた「ねぇ」

4人「???」

うさた「ちょっと反抗してみない?父親たちにさ☆」←

蛇太郎「・・・・・でも、オヤジたちに逆らったら」

うさた「親父なんて言わなくてもいいんじゃない?どうせクローンなんだし?それに・・・・
王に言えば、あいつらやっつけてくれると思うし、王様強いし!」

竜彦「・・・・まさか!」

うさた「ん♪王たちに言いつけよう?そうすれば僕たちが当主ー♪」←

蛇太郎「お前中々黒いな・・・」

竜彦「それでみことが立ち直れるわけ・・・」

うさた「違うよー!そこで家族で仲直りしてもらうの!」

2人「!!!」

うさた「作戦立案はたっつーね」

竜彦「あぁ、任せとけ」

トントンとポークの方をチラッ☆←

トントン「い、嫌な予感が・・・」

ポーク「するお・・・・」

ァ――――!!!!←


〜〜〜〜〜

最初はさ、「想い」に気づかないでお前が死んだあと、気づいたんだ
余計な意地張ってなきゃよかった。と後悔してる
地獄だった。お前のいない世界がこんなにも苦しいとは思わなかった
だから俺は、後戻りできない道に進んじまった

『三つの物語と世界』

喧嘩→←気付いた

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す