26話 ページ36
凛said
最近、航さんと一緒に過ごしてる時間が少ない気がする…
類が航さんと遊ぶ事が多くなった気がする。
遊ぶ事は良い事、けど私にも構って欲しい…
私が類に嫉妬するとはな…
航「ん!…凛!」
凛「⁉…あ、えと。どうしました?」
航「大丈夫?さっき、ボウットしてたけど」
凛「平気ですよ。(ニコ)」
航さんは心配な顔をしていた。そう言い、航さんに笑顔を見せる。
航「ねえ、本当に大丈夫?」
凛「大丈夫ですよ。」
そう言うと、航さんは「そう」っと言葉だけを残し書斎に向かった。
そのままソファー持たれ掛かり、涙を流した気付いたから眠っていた。
目を覚ますと、真っ黒な空間の部屋だった。
凛(あれ?ここ…何処?)
目の前には、航さんと類の姿があった。
凛「航さん?」
類「ねえ、パパ。あの人誰?」
航「ん?誰だろうね。それより行こっか。」
凛「航さん待って!ねえ!っては!」
走っても走っても航さん達に追いつけない…気付いたら私は独りぼっちだった。
凛「私は…航さんに嫌われた…?」
ああ…“あの頃”と同じだ…また私は独りぼっちだ。
そう思った時、黒い手が私の方へ伸びて来ていた。
そんな事を気にせず、体育座りをした。
黒い手が腕を掴んで来て、暗い空間に引き摺られていく。下には、黒い手が何本も私の方へ伸びて来ていた。何本の手が体に巻き付いて来て、下に引きずこまれていく。一番下には、鎖が巻き付かれていた黒い棺だった。
どんどんしたに沈んで行く同時に声が聞こえた。
?『凛‼』
ーーだ…れ?私の名前を呼ぶのは?
?『そのままだと、凛はずっと暗闇に囚われたままだよ!』
ーー良いですよ。ずっと暗闇に囚われでも。私は、嫌われたです。”あの人“に
?『俺は凛の事を嫌いってない‼だからこの手を掴んで!』
暗い空間から、金色に光る手が出て来た。
ーー良いですよ。どうせ、私なんて…必要ないんでしょ。
?『そんな事ない!神尾さんやいろんな方が凛を必要としてくれてる!
だから、もう自分は必要ないって言わないでよ!そんなの俺は嫌だよ!』
男性の人がそう言うと、黒い手が棺の中の入るギリギリまで止まった。
何処から、謎の声が聞こえた。
?「嗚呼〜もうちょっとだったのに」
私の方へ伸びて来た金色の手を取る。腕を引っ張られ、男性の人に抱きしめられた。
顔を見てみると、航さんに抱きしめられていた。
航「凛を幸せにするって誓ったのに。俺、凛に悲しい想いをさせた。」
凛「航さん…」
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アーシェ(プロフ) - 凪砂レオさん» ありがとうございます!最新頑張りますね。 (2020年7月24日 22時) (レス) id: 2995fa0c54 (このIDを非表示/違反報告)
凪砂レオ(プロフ) - えっ・・・好き・・・作者さん神ですか?・・・神ですね(勝手に解決?)更新頑張って下さい!!! (2020年7月24日 21時) (レス) id: 9d5c8a0255 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アーシェ | 作成日時:2020年6月15日 19時