♯四十三 ページ44
Aside
試合は梟谷が僅差で勝利。
青城の方は、ペナルティをしている。
『お疲れ様です！』
「サンキュー！」
『木兎先輩、まだまだ元気は有り余ってるんてすね』
「まぁな！
もう一試合はできるぜ！」
『本当ですか!?すごいですね！』
「あんまり木兎さんを褒めちゃダメだよ、A」
「なんでだよ、あかーし！」
「すぐ調子乗るんですから」
『そうなんですか？』
「違うし！」
「嘘ではありません」
あかーしぃ………と木兎先輩はうなだれるけど、赤葦先輩はあまり気にしていない様子。
はぁ、と赤葦先輩はため息を吐いてゴクゴクとドリンクを飲む。
『そういえば赤葦先輩、さっき徹先輩にサーブ狙われてましたね』
「あぁ、そうだね」
『何でですかね。
初対面の人を徹底的に狙う事なんてほぼないんですけどね』
「なんとなく、原因は分かってるけどね」
『そうなんですか？
彼女としては頂けない発言かもですけど、徹先輩、けっこう根に持つタイプですから、目をつけられると厄介ですよ』
「そうなんだ………。
ちょっとヤバイかもね」
『赤葦先輩、なにしたんですか？』
「ひみつ。
それよりA、髪に糸屑ついてる」
『えっ？』
私は自分の頭を触り、糸屑を探す。
というか、髪に糸屑って、すごく変じゃない？
「取ってあげる」
『わっ』
グッと腕を引かれ、私は赤葦先輩の胸の中に。
って近い………！///
『あ、あの、赤葦先輩………！///』
「ちょっと待ってね。
なんか絡まってるみたいで………」
『い、いや、あの、糸屑は鏡でも見て取ってくるので、大丈夫です！///』
「もうすぐ取れそうだから………」
赤葦先輩、なんで運動後なのにすごくいい匂いするの!?
というか、腹筋、絶対すごい………。
徹先輩に負けず劣らずって感じだ。
………って、私は何をしてるの!?
『取れましたか？』
「もうすぐだから………」
突如、グイッと強く腕を引かれた。
私は赤葦先輩と離れ、赤葦先輩は少し驚いた顔をしている。
「俺の可愛い彼女に何してるのかな、赤葦君」
「………糸屑を取ってただけですよ、及川さん」
徹先輩の顔は見えないけど、赤葦先輩の顔はすごく険しい。
それに、徹先輩の声も１トーン低い気がする。
怒ってるのかな？
なんで？
「俺、やっぱり、Aの事好きです」
『!?!?///』
す、好き!?
「必ず奪います。
どんな手を使ってでも」
「やってみなよ」
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naonao(プロフ) - あ、誤字ってた。とにかく尊い。二次元に行きたい。 (2021年10月16日 6時) (
レス) @page18 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 及川さんをさらに好きになってしまった私、 (2020年7月19日 12時) (レス) id: 8019d53cec (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - ( ＾∀＾)ﾇｧｧｱｧｧ!!!!!!!!皆かっこよすぎて貧血状態です( ；ii；)あとめっちゃ面白いです！！！頑張って下さい！応援してます(*´ω｀*) (2018年9月8日 0時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
にこり - やばい///////影山がドストレートすぎる (2018年8月20日 2時) (レス) id: f92f00bf1a (このIDを非表示/違反報告)
なんとかさん - あっ…及川さん最高(鼻血ﾄﾞﾊﾞｰ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 932ae8584a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年7月8日 21時
