♯38 ページ39
Aside
「Aちゃん、待ってたよ」
お風呂から上がると、徹先輩が待ってました、という感じで、話しかけてきた。
『どうしたんですか？』
「ん〜、まぁ、とりあえずそこ、座って？」
『はい、分かりました』
すぐそこのベンチに私達は座った。
「会話、スゴく聞こえてたよ」
『えっ？』
驚いて徹先輩を見つめる。
「飛雄ちゃんに告白されたんだって？」
『あ、いや、その………』
「そして、飛雄ちゃんにドキドキしたんだって？」
『うっ、はい、まぁ………』
顔が赤くなるのが分かる。
赤いの見られたら、また徹先輩を不安にさせそうだから、私は顔を両手で覆った。
「別に、怒ってるわけじゃないよ？」
本当かな………？
「ただ、お仕置きは必要かなって思ってる」
『お仕置きですか!?』
バッと勢いよく顔を上げ、徹先輩を見る。
ニコニコしてるけど、なんか怖い！
「そ。お仕置き」
『ぇっ、ひゃっ！』
ゆっくり押し倒されて、私の上に徹先輩が跨がる。
「Aちゃんはどこが弱いのかな〜？
やっば、耳？」
ふっ、と息を吹きかけられて、ビクッと肩が揺れる。
「ん〜、耳じゃないか………。
じゃあ」
『っぁ！んゃ………///』
首筋を徹先輩の舌が滑って、私は思わず声をあげた。
「ビンゴ」
『ゃんん///ふ、ぁ………やめっ、っ、あっ！』
徹先輩は首筋を舐めたり、指でなぞったり、息を吹きかけたり、といろいろな方法で攻めてくる。
その度にびくびくと体は反応するし、声だってもれる。
「誘ってるね、その顔は」
『ちがい、ます………！///』
「A、俺ね、これでも妬いてるんだよ？」
『怒ってるって事ですか………？』
うんん、と首を横に振る徹先輩。
優しく微笑んで、安心させるように言う。
「Aちゃんに、誰かがホレるのは仕方がない事だと思うんだ。
かわいいからね。
仕方がないって分かってても、やっぱり妬いちゃうんだよね。
俺のっていう、独占欲があるから。
しかも、ドキドキしたって聞いてさ、内心けっこう焦ってる」
『そう、なんですか………？
私にはそうは見えませんけど………』
「だって彼女の前ではカッコいい彼氏でいたいからね」
ふふっ、と大人っぽく笑う徹先輩。
「Aちゃん。
俺以外の人にドキドキしても全然いいよ？
その代わり、俺は倍、ドキドキさせてあげるから」
『徹先輩、カッコよすぎですよ………///』
「そう？」
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naonao(プロフ) - あ、誤字ってた。とにかく尊い。二次元に行きたい。 (2021年10月16日 6時) (
レス) @page18 id: d20e044f3d (このIDを非表示/違反報告)
シオン - 及川さんをさらに好きになってしまった私、 (2020年7月19日 12時) (レス) id: 8019d53cec (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - ( ＾∀＾)ﾇｧｧｱｧｧ!!!!!!!!皆かっこよすぎて貧血状態です( ；ii；)あとめっちゃ面白いです！！！頑張って下さい！応援してます(*´ω｀*) (2018年9月8日 0時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
にこり - やばい///////影山がドストレートすぎる (2018年8月20日 2時) (レス) id: f92f00bf1a (このIDを非表示/違反報告)
なんとかさん - あっ…及川さん最高(鼻血ﾄﾞﾊﾞｰ (2018年8月8日 23時) (レス) id: 932ae8584a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年7月8日 21時
