♯34 ―spade ページ34
差出人は…ない。
あると言えばあるのだが表記されているのは
『名前に注目』…。
まぁ、これは差出人というよりはヒントだろう。
ん、どーでもいい。
今日はただでさえエネルギーを消費する日だというのに
こんなものの為に使うエネルギーはない。
「これは…ホ―タローの出番かい?」
「やめてくれ」
「あ、ちーちゃん」
「あぁ、千反田だ。」
里志との会話に混じってとんでもないのが聞こえた。
何だ?千反田が来たのか?
「みなさんおそろいで…どうかなさいましたか?」
まずい、非常にまずい。
ここで里志や井原が…
湖山はそんな事はしないだろうけど…。
その他の2人がペらっペら口を開いてしまったら…
「ちーちゃん聞いて!」
「千反田さん。ホ―タローの出番だよ?」
「…はい?」
「謎なの!事件なの!あっ!…。」
「ま、摩耶花さん?」
「ちーちゃんのげた箱には何か入ってない?」
「…私の上履きが一足分はいってましたけど?」
「あーもう、そうじゃなくて。紙よ、紙。」
「伊原、はしゃぎすぎ。」
「…。」
なんかもう、すでに手をくれに気がする。
千反田の目の色が変わり始める。
「詳しく聞かせて下さい。摩耶花さん、Aさん。」
聞かなくていい物を…。
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龍(プロフ) - ちゃめさん» 『ちゃめ』さん、コメント&応援ありがとうございます☆ (2012年9月2日 19時) (レス) id: ea0f0213a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:リュウ | 作成日時:2012年9月2日 1時