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♯33 ―spade ページ33









――――当日。

俺はとりあえずローファーから運動靴に履き替えるためげた箱に向かわざるを得なかった。

「ホ―タロー、いやー、今日だね。」


偶然げた箱で里志と遭遇した。


「そうだな。」

会話しながら俺はげた箱を開ける。

「…?」

中に入っていたのは紙きれ。
果たし状…か?

「どうしたんだい、ホ―タロー。それは…世にも奇妙なラブレターってやつかい?」
「なんで世にも奇妙な物扱いなんだ。」

俺は紙を開いて見せた。

そこには『6』と書かれていた。
裏にはこれは

「…サイコロ?」

上から








と、サイコロの面で表記されていた。


「ホ―タロー」


里志のどこか真面目な声。


「僕も仲間みたいだよ。」

里志は紙を俺に見せる。

「ホ―タローは『6』。
 僕は『5』。

 これは…、千反田さんの好物かい?」

里志は苦笑した。
俺もそれは勘弁してほしい。


「あれ?ふくちゃん達にも入ってたの?」

その呼び方…。と俺が思っていると

「あ、摩耶花。ってことは…。」

「あたしは『2』
 おまけに――――」

そこまでいうとげた箱の影からひょっこりと湖山が顔を出した。

「―――こっちゃんは『1』よ。」

「待て、こっちゃんって何だ。」
「あだ名。堅苦しくてやめてくれって言われたの。」

湖山は首を縦に振っていた。


それはさておき…。

湖山が1
伊原が2
里志が5…で
俺が、6。


おいおい、千反田の好物の前に…
千反田にばれてるってことはないだろうな…。

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(プロフ) - ちゃめさん» 『ちゃめ』さん、コメント&応援ありがとうございます☆ (2012年9月2日 19時) (レス) id: ea0f0213a5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リュウ | 作成日時:2012年9月2日 1時

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