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まずは、公安が動きやすいように情報を少しずつ抜かないと



私は組織のサイバー管理部で内部情報を少しずつダウンロードした



毎日バレないように少しずつ少しずつ



ライ「だいぶ情報を得られたな
これだけあれば十分な証拠だ
もう危ない橋を渡るな」



A「わかった
でも、もうすこし
ここまで来たんだから完璧に」



ライ「ダメだ」



A「はいはい」




私はライの忠告に生返事をした



家に帰るとバーボンがいた



A「バーボン!」



私はぎゅっと彼に抱きついた



バーボンの匂いだ



バーボン「いい加減に、コードネームではなく名前で呼んでくれ」



A「れい? って呼べばいいの?」



バーボン「僕はこれからも君といるつもりでいる
つまり組織壊滅した後はピアニスト九条Aの夫として生きるつもりでいる
もう安室透は君の前で演じることはない」




息を飲んだ




バーボン「君はまだ18だからな
一緒にいるには結婚しなければならない
だから結婚してくれ
ずっと一緒にいてくれ」




A「もちろん」




久しぶり笑った




何年振りか




零って呼べる




愛しい人の名前が呼べる



大好き

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作者名:篝火 | 作成日時:2019年3月11日 15時

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