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バーボンは片手にスーパーの袋を持っていた
何か作ってくれる気なのか
玄関が開いてバーボンは先に入った
スーパーの袋がバーボンの手から勢いよく離れた
バーボンは私を抱きしめながら玄関の鍵をかけた
そして唇が重なった
とっても深くて息ができないくらいだった
バーボンどうしちゃったの
バーボンは口から離れたと思ったら耳の下首元に吸い付いた
大きな赤が咲いた
A「バーボン？」
バーボン「バーボン？だなんて甘い声を出さないでください
あなたは私のことを何にも思っていない
あなたは沖矢さんと懇ろになっているそうですが、ぼくはそんなこと聞いて冷静じゃいられませんよ」
沖矢、バーボンが沖矢を知っているというの
バーボン「ぼくは沖矢は赤井秀一だと思っています
組織を裏切ったライです
あなたはそのことを知っているんですか！」
ライがばれちゃう
A「何を言ってるの、ライは死んだのよ
沖矢昴は沖矢昴よ」
バーボン「この際沖矢がライだとかはどうでもいい
あなたは急に着替えさせてくれていいだの脱がせてもいいだの気を許したかと思えば私の中に踏み入るなと言ってくる
ぼくは遊ばれてるんですか！」
言いたいことばっかり言ってくれるじゃない
私だって頭ぐちゃぐちゃなのに
A「自分ばっかり言わないで
私だってわからない！恋したことないもの
キスだってこの前沖矢さんに不意打ちでされて初めてのこと整理できてないんだから
私だってバーボンがわからない
私の裸見たって何も言わない
それに優しくしたり急に怒ったり
私は私なりにバーボンのこと大事に思ってる
だからこそじぶんのことにまきこみたくない！」
バーボンは豆鉄砲を食らったような顔だった
バーボン「ぼくのことを大事に思っている
それは本当ですか
キスされて嫌じゃありませんでしたか？」
A「あったかくて気持ちよくて
嬉しかった」
バーボン「ぼくはあなたのことに巻き込まれたいんですよ
あなたと一緒に居たいから」
バーボンはそう言って、もう一度私に深いキスを落とした
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作者名：篝火 | 作成日時：2019年3月11日 15時
