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24〜安室side〜 ページ24

アンティーク調のレトロな雰囲気のお店だった



すこし古老の店員がいた



店員「いらっしゃいませ
いつもご贔屓にしていただきありがとうございます
九条様新しく入ったドレスお好きにご試着ください
お隣の方は新しい彼氏さんですかな」



A「そんなんじゃないの
からかわないで」



店員「では、殿方には私がお茶でも用意いたしましょう」



どうやら店員と相当仲がいいらしい



店員「どうぞ、コーヒーです」



バーボン「ありがとうございます」



店員「九条様がこちらに男性を連れてくるのは二人目ですな」



前にも誰かときているのか



ジンか?



バーボン「前の方はどのような方だったのですか」



店員「気になりますか?」



この古老の店員なかなかにくえないぞ



バーボン「まあ、多少」



店員「黒いニット帽を被った、目つきの鋭い細身の殿方でしたな」



赤井秀一‼



特徴が赤井秀一と一致する



彼女は赤井秀一を知っているのか




バーボン「そうなんですね」



落ち着いて答える



バーボン「ところであなたはAさんとは古いおつきあいなのですか?」



まあ、彼女はまだ18だし古い付き合いなどと言うほどではなあと思うが



店員「九条様のお父様の代からご贔屓にしていただいております」



バーボン「そんなに古くから!?」



この店員Aさんのことをよく知っていそうだ



A「ねぇ、着てみたんだけど、これ腰まで開いちゃってるからダメだわ」



あの大きな狼の刺青が見えた

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作者名:篝火 | 作成日時:2019年3月11日 15時

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