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調査依頼2 ページ7

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蘭に連れられ、蘭の彼氏が行っているというビルの3階にある探偵事務所へきた。階段を上り蘭の後に続いて事務所へ入る。


「新一〜、連れてきたわよ」

「んー、今行く」

「新一紹介するね。この人が昨日話した同期の倭」

『初めまして、難波倭です。よろしくお願いします』

「探偵の工藤新一です。蘭から話は伺ってますよ、浮気調査でよろしいんですよね?」

『ええ、そうです』

「かしこまりました。早速お話を伺っても?」

『はい』

「どうぞ、お掛けください」


蘭が自分を紹介してくれたが、改めて自ら自己紹介をしてお互いに握手をする。ソファに座るよう促されてさっそく浮気を疑ったきっかけ、期間、旦那の情報などを話していく。話していくなかでやはり辛いものがあり、言葉を詰まらせる場面もあったがなんとか情報を新一に伝える事ができた。


「ありがとうございます。本当に調査してもいいんですか。もし、浮気しているようなら、結果を受け入れなければなりませんが…」

『…大丈夫です。もう覚悟はしています』

「強いんですね。わかりました。曜日が週末という事で固定がされているようなので、もしかしたら来週か再来週にはわかるかと思います。分かり次第またこちらからご連絡させて頂きます」

『強くなんてないですよ。受け入れて調査依頼をするまで半年もかかりましたから…よろしくお願いします』


依頼を済ませてから蘭と事務所を後にする。蘭は新一と久しぶりに会ったらしく、事務所にいてもよかったのにと言ったが、新一がこれから別の依頼があるからと蘭を追い出してしまった。少し面倒くさそうな声を漏らしていたが新一の顔は少し赤くなっており、お互いに不器用なことが伺えた。


『蘭、今日はありがとう』

「いいの、これくらい。もし旦那さんの浮気が本当だったらどうするの」

『離婚かな。まだ祐介くんの事は大好きだし未練タラタラだけど』

「そう…次はいい人に出会えるといいね」

『ふふ、もう恋愛とか結婚とかはこりごり。辛い想いするだけだし』

「…今日の夜は空いてる?」

『空いてるけど』

「なら飲みに行きましょ?」

『でも…』

「決定ね!今日は家に泊まってね」

『ふふ、強引なんだから。お世話になります』


蘭から強引に誘われて、お酒をのみに行くことになった。旦那にその事をLINEで伝えたら早く帰ってきてほしい事を言ってきた。自分は好き勝手やってるのに都合のいい人だ。明日帰る事を伝えて蘭と歩き始めた。

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作者名:ゆきだるま | 作成日時:2018年5月26日 8時

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