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相談 ページ35

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「それで?相談ってなあに?」


次の日、お昼休憩の時に蘭とランチをしながら昨日の事を相談しようと思っていた。蘭が仕事を終えて休憩スペースにくるなり話を促してくる。

何処から話せばいいか迷いつつ、彼と立ち寄った居酒屋で出会い、たまたま体調不良の担当者の代理として会議に居て再会した事、食事にいった帰りに調査報告を受けて傷付いた自分の寂しさを埋めてくれた事、離婚してからドライブに行き、その帰りに告白されたが帰りに元旦那が現れて復縁を迫られた事などを簡単に話した。話終えてから蘭を見る。


「素敵な人じゃない」

『うん、素敵な人だった…』

「祐介さんと戻るつもりは…」

『ない…。戻るつもりはない。離婚したばかりなのに、ありえない』

「そっか」

『少し後悔してるの。直ぐに返事ができなかった事』

「それってどう言う…」

『祐介に復縁求められて、でも降谷さんが自分が幸せになれると思った人を選んで返事を聞かせてほしいって言われた時に何も言えなかった』

「いいんじゃない?だって、祐介さんと立ち合う前に考えて返事するって言ったんでしょ?」

『そうだけど…』

「後悔しなくていいと思うけど、もし、後悔してるなら早く返事する事ね」

『そうだよね、ありがとう』


もやもやした気持ちがあったが、蘭に話をしたらもやもやが晴れたような気がした。仕事が終わったら彼に連絡を入れて、この間の告白の返事をすることを決めるなりお昼ご飯を食べ始めた。


「もしかしてお母さんにその降谷さんのこと話した?」

『うん、話したけど』

「やっぱり!この間、倭にいい人がいるらしいって聞いてたんだ」

『妃先生ね、臆病にならないで新しいパートナー見つけるのが一番だって言ってくれたの。でも、もう恋愛は良いって自分で言ってたくせに、気になる人出来たっておかしいかな。降谷さんなら大丈夫かなって、信じてもいいかもって思って』

「そんなことない。きっと大丈夫よ」

『ありがとう。妃先生にも伝えておいて』

「任せて」








仕事終わり、帰宅するため電車に揺られながら、昨日の返事をしたいから会える日を決めたいと書いたメールを彼に送った。

実家に帰り、夕食、入浴を済ませて一息付いてスマホを見れば彼からで、都合のいい日をいくつか提案してくれていた。彼が提案してくれた日にちと自分が会議で、彼が勤める証券会社に行く予定が被っていたためその日にちで決定した。

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作者名:ゆきだるま | 作成日時:2018年5月26日 8時

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