49話 ページ9
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「…なんかな、想像、できへんねん。他の人が私の隣にいるの。それに、重岡がおらん人生も。
たとえ隣におらんかったとしても、私の人生から重岡がいなくなることはありえへんねん、これから先も、絶対」
もう、きっと答えは出てる。だけど、だけど…
神山「ファンのこと、考えてくれてるのはこちら側の立場から言うてもほんまにありがたい話やなって思うで。ファンがいてくれるからこその俺らやし。
せやけどさ、そこでAちゃんの気持ちを消そうとするのは違うやん」
神山くんの真剣な眼差しとその言葉。
神山「それをすることによってしげの気持ちも同時に踏みにじってるのと同じことになるんやで」
「重岡の気持ちも…？」
神山「まぁでもな、しげがアイドルである限りはその葛藤は一生つきまとう話やからなぁ。
ちょっと時間かけて考えてもええとは思うで。
しげもそれがわかった上で言うたんやろうし」
ふわっと笑った神山くんが、頼もしすぎて。
「…ありがとう。心、すっきりしたわほんまに」
勝手に急に距離縮めた気分。
この前までは重岡のメンバー、としか思ってなかったのに。
桐山「ごめーん遅なった〜」
キリの良いところでやってきたのは照史くん。
「あ、カモフラのメンバーって」
神山「一回会ったことあるんやろ？そんな話せへんかった、言うてたけど」
桐山「この前ぶりやね、挨拶もろくにできへんかったから話せる機会できて嬉しいわ！」
神山くんの隣に座った照史くんが人の良さそうな笑顔でこちらを見つめていた。
桐山「それにしても もんちとAちゃんが仲良いなんて知らんかったな〜」
相談したいが為に私が神山くんを呼び出したことは知らないのか。
神山くん、伝えてないんだな…
神山「別にまだそんなにやで？しげには言わんといてな、面倒やから」
桐山「わかってるわかってる、とばっちり喰らうの絶対Aちゃんやろうしな」
そこからはただの楽しい食事会。私の知らない重岡の話も聞けて楽しく終わった。
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ひのりーる(プロフ) - ジャスてぃすさん» 作者解説まで！最後までお読みいただき感謝です。嬉しいお言葉ありがとうございます、次回作しばしお待ちいただけたら嬉しいです！ (2020年7月13日 20時) (
レス) id: 334deb90dd (このIDを非表示/違反報告)
ジャスてぃす - すっごく面白くて最初から最後まで一気に読みました！頭の中で想像しやすく読みながらニヤニヤしちゃってました。作者解説も楽しく読ませてもらいました！次回作も楽しみにしています。 (2020年7月13日 10時) (レス) id: 9e9693ea2c (このIDを非表示/違反報告)
ひのりーる(プロフ) - はーとさん» コメントありがとうございます！嬉しいお言葉を噛みしめ今後も頑張っていきますので次回以降もぜひ読んでいただけたら嬉しいです！ (2020年7月10日 0時) (レス) id: 334deb90dd (このIDを非表示/違反報告)
はーと(プロフ) - 凄い久々にこんなにハマるお話読みました。素敵なお話ありがとうございます。これからも楽しみにしてます。 (2020年7月8日 1時) (レス) id: 44f8d99200 (このIDを非表示/違反報告)
ひのりーる(プロフ) - 重岡だぃきさん» 最後までお付き合いいただきありがとうございました！ぜひ次回作も読んでいただけたら嬉しく思います。 (2020年7月4日 17時) (レス) id: 334deb90dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひのりーる
| 作成日時：2020年6月22日 20時
