Bunny Hunting

感じの悪いあの人 ページ10

カムバックステージを迎えた俺ら、、
朝からみんなソワソワしている。

久しぶりのカムバックで緊張感はマックス。
そしてここに一人違う意味で緊張してる奴も。


MG「いつ挨拶しに行く？！いつ、、うあー俺サインペン持っちゃったよ、」


楽屋の挨拶周りに行くのにソワソワしてるメンバーが
約1名。。
そしてMCを努めてる彼女に会えるのでニヤニヤしてる
メンバーも約1名。


俺の一言を二人とも待ってるようだ、、
挨拶周りを切り出すのは俺だからな。。


SC「はあ、、CD持ったか？楽屋周りさっさと行くぞ、」


その一言に二人の表情はパッと明るくなる。


何個かアイドルを訪ねCDを配ると
ついに4つ目にミンギュ待望のGirlsdayの楽屋だ。


SG「あんまりヒョンみっともなくがっつかないでくださいね、」


MG「当たり前だろ！ジワジワお友達になるんだよ！」


楽屋のドアをノックするとその瞬間入れ替わりで
焦った表情のスタッフがでてくる。


「あっ、今は、、」


13人も俺らはいる。聞こえてないのも当たり前だ、、
その言葉に気付く事もなく扉を覗くと
バシッと乾いた音がなり俺らはフリーズ。。

リーダーのソジンさんがクリスさんの頬を叩いた、、
頬を抑えて驚いた顔をしてこちらを見るクリスさんに
メンバーの皆さん、、

超絶修羅場に俺らはタイミング悪く来てしまったらしい。。


「あ、あ…スミマセン、、挨拶に伺ったのですが、、」


やっとの思いで俺が言葉を出すと
パッと明るくなった表情で少し揉めててと笑う先輩達。


いやいや明らか少し揉めた雰囲気じゃなかっただろ、、
クリス先輩泣きそうじゃん、、

ちょっとどころかかなり気まずい雰囲気で俺らは
CDを渡すと一人ずつ受け取ってありがとう、と
挨拶をしてくる。


HR「オンニ、私たちのCDは？」


YR「あ、、あ！そうだね、、えっとこの辺の袋に、」


急いでサインを書いてるメンバーの皆さんに
クリスさんはゆっくり近づいて行く。

何事もなかったかのようにクリスさんはサインを書いて
俺らに渡してくる。。無表情だ、、こえー、、


他のメンバーは俺らに気さくに話しかけてくる、
その横を軽くお辞儀をして通り過ぎるクリスさんは
楽屋から出て行った。

＊

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