密会 ページ43
Your side
『ここ…だよね、』
小さな路地にある綺麗めなカフェ。
私はタクシーから降りて店内に入ると
キョロキョロとする。
「あ、、お連れ様が予約した席があるのでご案内します。」
私の顔を見て店員さんが近付いて来てそう言う。
小さなカフェにしてはお客さんがチラホラ、、
私は顔を下に向けて店員さんの後ろをついて行く。
「こちらの個室にてお待ちください、お水お持ちしますね。」
『あ、あとカフェオレ一つお願いします。』
私は席座りつけていたマスクを外すと
急いで鏡を見て、落ちかけのリップを塗り直す。
『いつ来るんだろう、、』
個室を見渡すと中庭が見え、私はテラス側に立つ。
心地良く吹く風に、中庭の綺麗なガーデニング。
花が風に揺れている。
『ソウルにいるんじゃないみたい、、』
私は花をそっと触るとそう呟いた。
「…でしょ？ここ、俺のお気に入り、」
私は驚いたように振り返ると
同じように帽子にマスクをしたスンチョルがいた、、
「まあ、座りなよ、」
私は気まずそうな顔をしてたのかスンチョルにそう言われ
席についた。
『…仕事だったんじゃないの？』
「うん、徹夜、、もう頼んだ？」
『カフェオレ頼んだけど…、』
スンチョルは店員さんを呼んで自分も飲み物を頼む、、
一緒に運ばれてくる飲み物が来るまで
私たちは無言だった。。
店員さんも何かを感じ取ったのか、飲み物だけを
サッと置くとすぐに個室を出て行った。
「ここは、うちの事務所のお得意先だから絶対秘密はばれないから大丈夫、」
スンチョルが切り出した言葉にそっか、、と私は言う。
「…今日会おうって言った意味わかるよね、、」
『…うん、、』
「昨日酔ってたから、覚えてないとか、、そう言うの許さないからね、」
『…うん、、』
「うん、じゃなくて、、何か言うことは？」
『………、、、』
「はあ、、あれか…クリス恋愛下手でしょ、」
スンチョルは向かい側の席から私の横に移動してくる、
私はサッと横に少しずれ距離を取る。
「ちょ、なんだよそれ、、」
『いや条件反射で、、』
「俺、、結構グイグイ行くタイプなんだわ、」
『知ってる、何となく、、』
＊
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りおな(プロフ) - 更新ふぁいてぃん！ (2016年6月20日 23時) (
レス) id: 0365f48614 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - ホシとシェリーのお話もおもろしろくて スンチョルのお話も面白くて更新がすごく楽しみにしてます (2016年5月17日 23時) (レス) id: 7ff23008f2 (このIDを非表示/違反報告)
pink(プロフ) - 輝くスター5でもコメントさせて頂いた者です。スンチョルのお話もすごく楽しく読ませて頂いています。このお話もespectみたいな感じをお願いしたいです。これからも2つとも楽しみにしています！ご自分のペースで頑張って下さいね。更新楽しみにしています。 (2016年5月17日 19時) (レス) id: c82409198b (このIDを非表示/違反報告)
saya_＊(プロフ) - 以前から作品読ませて頂いてるので、せぶちのお話読めて嬉しいです(*^^*)スンチョル。。。どうなるかなー！更新楽しみにしています！ (2016年5月17日 8時) (レス) id: f8cf9d6ded (このIDを非表示/違反報告)
ソル(プロフ) - 初めまして、主人公の名前の設定が山田太一のサブ変換になっています。そういう仕様ですか？ (2016年5月7日 12時) (レス) id: 33a1607881 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：からっとちゃん
| 作成日時：2016年5月6日 13時
