Bunny Hunting

春色脳内 ページ31

『えーそれはどうしたらいいの？』


「前サイン貰いに行ったのに、メンバー同士で揉めてたからサイン貰い損ねたんだよなアイツ…、、明日放送あるでしょ？」


『あるある、朝8時入りかな？』


「じゃあ俺ら朝からいるからさ、、気が向いたらサインCD持って楽屋来てよ、、そしたらメンバーも俺の事見直すだろ？笑」


『結局自分の株のためじゃん〜、笑』


「そうだよ、、13人まとめるのって大変なんだぞ、、あ、足はどう？気紛れた？」


＊

私はそう言われハッとする、、
鏡に映る私はすごい笑顔で、、
足の痛みなんて話に夢中で一ミリたりとも感じなかった。


『うん…大丈夫、、こんな男の子と長電話したの初めてだ…』


「嘘つけよ〜、、笑」


なぜだか嘘をついてるとスンチョルには思われたくなくて、


『本当だよ、、私彼氏だって数回しかいたことないし、それにそれも学生の時とか、』


「…まじ？」


『そうだよ、、皆私がビッチだとか色々言うけど実際男経験なんて殆ど皆無なんだよ、、』


「それでその色気って、、」


『事務所がこうしたんだよ、、イメージ戦略、、』


「これから何か困ったら言ってね、、フォローできる限りするからさ、、なんかスタッフとかも変な目でヌナのこと見てたの知ってるからさ心配なんだよね、」


『ありがとね、、じゃあ私そろそろ薬効いてきて少し眠いや、、寝ようかな、』


「うん、明日じゃあまたよろしくな、」


『うん、おやすみスンチョル。。』


んー、と最後まで心地よい声が聞こえ電話を切りたくないが
通話終了のボタンを押す。


『やばい、、やばい、やばい！終わった、、私もうだめだ、』


男らしい、オッパ系性格、
低い声、、、、、


私のタイプだと言うことに気付いてしまった…


＊

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