Story7 ページ8
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「ごめんね天くん……付き合ってもらって」
天「別にいいよ、暇だったし」
あのあと事務所に戻ると、小鳥遊プロダクションの人達はいなかった。
でまあ、部屋からお財布を取って行こうとした時天くんに出くわしたわけです
天「そうだA、古典以外にもテスト返ってきたんだよね?」
「う、うん。まぁ……」
天「数学返ってきてないの?確かテスト初日だったからもう返ってきてもいい頃だよね?明日は素点配布だし……」
「…………返ってきました」
天「そ、何点?」
「……じゅう…」
天「ん?」
「……65…」
天「……そう」
およ?あまり突っ込まれないなぁ……
というのも、私を只の駒としか思ってない父に代わり、勉強はTRIGGERのみんなが教えてくれている……といっても休みの日だけだけど
で、まぁ龍くんを除く2人はスパルタ過ぎるわけですね
楽兄は文系、天くんは理系科目をそれぞれ教えてくれる
2人とも学生時代はかなり優秀だったみたいだし…天くんに至っては1年くらい前まで高校生だったしね……
で、先のようにテスト返却の度、みんなに報告しないといけないのです
楽兄はそこまでじゃないけど、天くんの場合点数が悪かったら説教だからなぁ…
だから今みたいに報告した点数が悪かったら、即説教なんだけど…
今日は違うのかな…
天「A、事務所着いたら音速でボクの部屋に来てね」
違いませんでした。相当怒っているようです
あわわ……。……遺書、書こうかな…
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天「遅い」
「…っはぁ、わ、私だって…走った、もんっ!」
天「良いから、ココに座りなよ」
ココ、とソファーに座る天くんが指定したのは、まぁ端的に言えば天くんの脚の間……脚の間!?
「ちょ…まって……、何でそこに…」
天「良いから早く」
「ひゃっ…!」
痺れを切らしたのか、天くんは私の腰を引き寄せた
そのまま天くんの方へ体が引き寄せられる
天「……クスッ」
「天くん…?」
天「A…可愛い……」
頰を撫で上げ不意にキスされた、でもそれはこないだの楽屋の比じゃない
キス魔な天くんが発動しちゃった……こうなってしまっては飽きるまでキスされ続ける
私は小さく決心をして、ただ天くんの愛情を感じていた
……そういえば、お説教は?
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作者名:Meow* | 作成日時:2015年9月6日 15時