【TRIGGER】私は、なんだかんだで優しい兄とキス魔な彼氏と温厚な遊び相手のマネージャーです。 (ページ19)

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楽「Aは暗記能力に長けている。特に赤の他人のことまで暗唱できるほどだ。……それを勉強に向けてくれたらな」

「むっ……煩いなー、ちゃんと良い点取れてるもん!!父さんの設定したノルマ達成してるじゃない!!」

楽「もっと点取れるだろ」

要はこういうことか
彼女はボクらのプロフィールを暗唱できるほど記憶力がいい、それで今回マネージャー2人目として選ばれた……と

天「でもそんなの、前から資料渡されてるなら出来て当たり前でしょ？」

楽「お前らのプロフィール渡したのは昨夜。ちなみに1分しか見せてないし、Aは目を通しただけ、口には出してねーよ」

龍之介「へえ……すごいな」

たしかに……
1度目を通しただけで覚えられるのか……しかも口に出してないなら尚更だな……

天「なるほど。それは確かに凄いね」

楽「まぁ……あとは親父がどうするかだよな」

そう言いジュニアは彼女の頭をそっと撫でた
彼女は目を瞑り、気持ち良さそうにしている

龍之介「そうだ、Aちゃんもジュース飲む？リンゴだけど……」

「！！飲みます！」

龍之介「オーケー、準備するからそこ座って」

「はーい」

なんか……子供みたいに無邪気な娘だな
陸を思い出すよ

楽「座らねーの？」

「……高すぎて座れない」

楽「ったく……よっと……」

天「ちょっと、抱きかかえるって中3女子にすること？」

楽「仕方ねーだろ、届かねーんだから」

にしてもその絵面はどうかな……
大の大人が実の妹を抱えるとか……

そのまま八乙女ジュニアは彼女をボクの隣りの椅子に座らせ、彼も隣りに座った

しかしこうして見ると、本当に小柄だ
これでマネージャー出来るのか？今度はそっちが心配になってきた
まあ社長には逆らえなさそうだけど……

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