タチの悪いヴァンパイアに捕まりました【JM】 (ページ3)

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a different world3 ページ3

いや、ほんとに紙切れ。

小説とかでは紙切れとか称してる癖に無駄に重厚感あったりとか高級感あったりそもそも手紙だったりして

いやそれ紙切れじゃないやんって

思わず突っ込んでしまうけど今私の視界にあるのはメモ用紙ちぎりました？

学校の授業中に先生にバレずに回す手紙か何かですか？っていうような、あの紙切れ。

不審には思いつつ

いや半分以上は人の家の前でゴミ落とすなやとか思いつつ拾い上げた。

表は白紙の様で、ルーズリーフか何かをちぎったのか大学ノート特有の少しだけ水色感ある青い印刷の線が横に引かれているだけ

ひっくり返した裏に書かれていたのは

『しょうたいじょう……？』

きったない、それはもう本当にきったない字で

辛うじて読めるかな、どうかな

例えるならば2歳児が書いた字をギリギリ母親が解読出来る様なそんな文字で

真ん中にドでかく書かれた

しょうたいじょうの文字と、

すぐ下には細かに書かれたリアルな地図

まるでGoo〇leマップか何かと言わんばかりのかなり立体的に描かれている地図非常にわかりやすい

それと、真ん中の文字の上には注意書きのつもりなのか赤い字で

薄手のお洒落着を着る事

ぱーてぃーしますと書かれていた。

『いやお洒落着は書ける癖にパーティーは書けんのかい』

とは悪態ついたものの、怪しさ全開の誘いに

だがしかし私は、もしもしも。

万が一これが私に宛てられた物だとしたら