タチの悪いヴァンパイアに捕まりました【JM】 (ページ20)

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a different world20 ページ20

気付いたらお腹は膨れていて

欲の1つが解消されたら湧き出てくる疑問

『あの、、お兄さん…は何者なんですか』

実は1番気になっていた事。

勝手知ったるといった具合でここまで連れて来て、勝手にこの部屋に寝かせて

私を動かす事無く食事を持ってきて。

高そうな服に手入れがされている肌や髪

ヴァンパイアだという事は確認出来たし、ヴァンパイアって、小説やゲームの作成者の趣味によりけりではあるけど大概は貴族だったり

高級身分だったりはたまた、長寿の種族だから権力者だったりってイメージがある。

なのに、お兄さんは単体で行動していてお供の人は居ない。

身分……はともかくとして、お金はありそうなのに

何でだろう。ってずっと思っていたのだ

「ジミン」

『……ジミン。』

ほう、成程分からん。そういう身分なのかな？多分

王様とかって、国によっては皇帝って呼ぶもんね。

多分そんな感じなのかもしれない

外国では貴族って言うけど日本では同等の身分の人達は華族って呼ばれてたし。呼び方も違うんだろう

つまり、この人はジミンって階級の人なのか。

……ふむ、それっ偉いのかな