タチの悪いヴァンパイアに捕まりました【JM】 (ページ16)

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a different world16 ページ16

意識の向こう側で聞こえる鳥の囀り

閉じた目蓋の裏にまで届く眩しい日差し

あぁ、朝か……起きたくないけど、連休は昨日まで

今日はそれでも午後からだから、荷物の準備をして

……何をするんだっけ、今何時……ていうか

『……お腹空いたｯｯ！！！』

「わっ、、びっくりした。」

勢い良く飛び上がった私と、それに呼応した聞き慣れない声それに驚いて声の方を向くと

高そうな赤のふわふわのソファに身を沈めたお兄さんが居た

それを見て、あぁ夢じゃないんだって実感する

部屋着なのか何なのかは分からないけど

いつの間にかシルク素材らしい少し厚いシャツと黒のズボン羽織りとして着ているのは高そうな赤い絨毯みたいな上着。

そこまで見て、初めてお兄さんが下のシャツを胸元まで開けている事に気付いて慌てて視線を逸らした

いや、え？鎖骨見えてるレベルじゃないよ？あれ

最早何かを間違えれば胸見えちゃうよ？大丈夫なの？

会社的にOK？あ、いやアイドルじゃないのか。

危うく推しにする所だった

ここで誰も居なければ発狂案件間違い無しなのに、

目の前にご本人様が居らっしゃる以上は出来ない。

涎垂れそうだけど。