小さなお姫様【第五人格】 (ページ10)

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アルビノページ10

イライさんの後ろに着いて行き、食堂へ着いた。

『皆、遅れてごめんなさい！』

ばっ！と、勢いよく頭を下げる。
うっ…頭が痛い。

エマ「気にしなくて大丈夫なの！」

セルヴェ「そうだぞ。まだ3分しか経ってないからな。」

皆から「大丈夫」と言う言葉を沢山受け取る。
なんて優しい人達なのだろう…

ツェレ「私の隣空いてるから、ここに座って！」

私と同じくらいの身長のマルガレータさん？の隣に座る。
同い年って言う感じがあって落ち着くな…

エマ「それじゃあ、皆手を合わせて～」

「「「いただきます！！！」」」

すると、皆一斉にお箸を持ち、ご飯を食べ始める。

普段からこんな感じで食べるの？
と、マルガレータさんに聞くと

「今日だけよ。皆、貴女と初めて食べる朝ごはんが楽しみなの！」

『そっか！』

元気よく返事をして、ご飯を食べ始める。

パトリシア「よく食べるのね。」

ノートン「微笑ましいな」

エミリー「分かるわ。荘園の皆の子供みたいね。」

そんな感じの会話が色んなところで続き、テーブルの上の食べ物が全て無くなる。

「「「ご馳走様でした！！」」」

各自で片付けをする。
私も片付けようと思い、お皿を持つと身体がふらつく。

ナワーブ「おっと！大丈夫か？」

ナワーブさん？に、背中を支えられる。

ウィラ「ナワーブのくせにやるじゃない。」
ヘレナ「一目惚れですか？」
ナワーブ「う、うるせぇ！」

ウィラさんとヘレナさんにからかわれてるナワーブさん。
ヘレナさん凄いな…目が見えないのに、状況がしっかり分かっている。

そんな事を考えていると、ナワーブさんに私の目をチラリと見られる。

『わっ！？』

なんだか少し恥ずかしくなり、支えられている腕から離れる。

『えっと、あの…私は、これで。』

目を逸らしながら、ナワーブさんの元を離れる。

【ナワーブ srde】

「…なんであいつ、目の色が違うんだ…？」

疑問に思い、1人で考える。

フィオナ「あら、どうしたの？こんな所で突っ立って。」

フィオナに突然話しかけられ、はっとする。

ナワーブ「いや…アイツの目、左右とも色が違うんだ。それに、異様に肌と髪が白いし…」

フィオナ「そうなの？確かに肌と髪は白くて綺麗だけど…目の色が違うの？」

ナワーブ「あぁ。前髪であまり見えなかったけど、確かに色が違ってた。」

俺がそう話すと、エマやカート達が寄ってきた。

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