小さなお姫様【第五人格】 (ページ8)

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朝？ページ8

【れいな side】

『ん…』

なんか、すごく嫌な夢を見たなぁ…
私のプリン…夢でよかった…

そう1人で話してると、耳に息が当たる。

『ひっ…！？』

見上げてみると、イライさんの膝の上に寝ていた。
よく見ると、外はまだ暗い。

『…ビックリした。だから少し肌寒いんだ…』

とりあえず、イライさんを起こそうと体を揺らす。

『イライさん、起きて…あさだよ～』

ちょっとした嘘を入れつつも、イライさんを起こす。

「…あと5分」

すると、イライさんの口から低い、けど、落ち着いている声が聞こえる。
って、5分も待てないよ～！

『お、起きて！外くらいよ！』

どうにかして起こそうとしていると、イライさんが軽く笑う。

「…ふふ、起きてるよ。ちょっと悪戯してみただけさ。」

『やられた…』

…あれ、じゃあイライさんって、いつ起きたの…？

「…早くしないと、皆待たせちゃうよ？」

『あ、そっか！』

イライさんの言葉にはっとし、急いで食堂？に戻る。

「…そっちトイレだよ。」

『え』

その後

『道教えて！』
と言っても
「教えない」
と返されるので、10分くらい荘園をさ迷っていました。
『ここは！？』
「…それ、僕の部屋。」
『え、あ…』
「…このままだと、全部の部屋行く事になるよ。」
『教えてよ～！！』

その後、エミリーさんに悪戯した事を怒られるイライさんはまた別の話…