穏やかな… ページ12
チュンチュン...
『ん…』
ゆっくりと瞳を動かす。
時計を見てみると、今は6:25…ちょっと早いかな
『…とりあえず起きようかな』
働かない脳を動かし、着替え・歯磨き等を済ませる。
…そう言えば、昨日なにしたっけ。
『確か…ナワーブさん?に目を見られそうになって…そのまま恥ずかしくて部屋に篭もって…』
『…あ』
そうだ、ナワーブさん?に、私の目を見られそうになったのだ。
見てていいものじゃないのに…
「汚い」
「気持ち悪い」
「怖い」
『…はぁ…もういいや、朝ごはんでも食べよう』
少し嫌な過去を思い出しつつも、ゆっくりとした足取りで食堂に向かう。
『?身体が重い…何故か分からないけど、行きたくなくなってきた』
少し悩みつつも、食堂の扉を開ける。
すると、皆食堂に集まっていた。
あれ、今日ってなにか集まりあったっけ…!?
『ア…おはよう…ございます…』
すると、エマちゃんが走って此方に向かってくる。
勝手にちゃん呼びしてるけど、いいよね←
エマ「あ!おはようなの!この席に来てなの〜」
腕を引っ張られ、エマちゃんに誘導された席に座る。
すると、フィオナさんに当然視線が集まった…
え、こわいこわい
なんで皆無言なの!?
私何かした!?寝てる時いびきが酷かったとか!?ちょっライリーさんとパトリシアさんなんでため息ついてるのやめて
これから私の穏やかな生活、まさか消えてしまうのでは…
「アンタは私に従えばいい。」
「そんな物も分からないの?馬鹿ね。」
「飯は地面で食べる。当たり前でしょ?」
…あ、私には元から『穏やか』なんて無かったな
そんな事を思い出してると、フィオナさんの口が開いた。
その次の瞬間、フィオナが私に向かって言った言葉は…
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作者名:oれいなo | 作成日時:2019年5月28日 17時