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先方艦隊 ページ2

『一航戦、二航戦及び五航戦は直ちに出撃せよ、繰り返す...』鎮守府内のどのマイクからもそれは聞こえた。丁度寝起きだった龍鶴の耳には何も入っても無かった。いつも通りに支度をしていると背中を思い切り改二になった瑞鶴に叩かれた。
「何するんですか⁉」
「ぼさっとしてないで早く出撃準備しちゃってよ!」
「今やってるでしょ⁉」寝起きの龍鶴が不機嫌になるのは翔鶴は知っていたようで敢えて何も声をかけなかったのだが、其れを知らない瑞鶴はまた、龍鶴と喧嘩を始める。こうゆう日々が毎日続くのだ。
「もう、2人ともやめなさい!」翔鶴は怒ったのだが、双方効いていないようだった。
「如何かしたか?」信濃丸が丁度通りかかった為、部屋を覗いいていた。
「信濃丸さん。ちょっといいですか?」
「お、おぉ。なんだ?」
「実はもう出撃しなければなりません...」
「うん、それで?」
「でも瑞鶴と龍鶴は喧嘩しますし...」
「簡単なことだ、止めに入らなければいい。」
「なっ、そんな簡単に...!」
「幾ら喧嘩を止めようとしてもダメなら、そうするしか無いだろ?」
「それはそうだけど...」
「分かったらそうしろ。もう出撃なんだろ?そしたら猶更だ。俺みたいな旧式艦艇に出る幕はねぇが、お前やあいつらが仲間割れを起こすと、深海棲艦や暗黒艦隊の思うつぼだ。だったら自分たちで今のままじゃダメだって、気付かなきゃぁいけないだろ?」
「分かりました。そうしてみます。」
「おぁ、頼んだぞ。決号作戦だからな。もうこの戦いに終わりが見えて来た。戦いが始まって早8年。
この戦いで多くの血や油が流れ過ぎた...もう終わりにしなければな...」
「ですね。私はもう出撃しなければなりませんので、これで失礼します。」
「おう、頑張って来いよ!」

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作者名:伊吹 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/my.php?svd=sea  
作成日時:2022年5月23日 20時

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