見捨てられた女の子【ONE PIECE】 (ページ9)

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そして翌日。おじいちゃん同伴で海軍本部を離れ、ゴア王国に到着！

しかし“王国”と言える場所ではなく、どちらかと言うと“村”に着いた。

此処はフーシャ村と言うらしい。とても平和な村。

村をおじいちゃんと歩いていると、たくさんの人が「ガープさん、ガープさん」と話しかけているので、とても慕われているのが分かる。

少し歩くと酒場が見えてきた。どうやらあそこに入るようだ。

バン！と勢いよくスイングドアを開け、ズカズカと入って行くので私もそれに続いた。

「久しぶりじゃのう、村長！マキノ！」

「なんじゃガープ。来ていたのか」

「あら、ガープさん！お久しぶりですね」

シマシマの帽子をかぶり、近くにステッキが立て掛けてある。落ち着いた様子で座っているのが村長さん。

カウンターにいる綺麗で、可愛い笑顔で迎えてくれたのがマキノさん。

「これからルフィの所へ行くんじゃが、顔を出すついでに、Aの事を教えておこうと思ってのう！」

え、私のこと？

「わぁ、可愛い子！Aって言うの？私の名前はマキノ。よろしくね、Aちゃん！」

『あ…よ、よろしくお願いします…マキノ、さん。村長さん』

「挨拶のできる、良い子じゃな」

ヤバい。マキノさん、めっちゃ優しい…！美人…！村長さんに褒められた。

「これからコルボ山に、ダダンの所に行ってくるわい。Aはこれから一ヶ月程あそこで暮らすんじゃ」

「えぇ！大丈夫なんですか？」

「平気じゃい。わしが鍛えておるからな」

鍛えられてる側が大丈夫じゃないですけどね…。
毎日、とはいかないけど、おじいちゃんの手が空いている時に鍛えてもらっていますよ…。

「じゃあ大丈夫ね！ルフィもエースも元気よ。気をつけて行ってね！今の時期、暖かいからクマが出てきているの」

え、クマさんいるの？