見捨てられた女の子【ONE PIECE】 (ページ18)

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…危なかった！気付かなかった！！

私を助けてくれたのは、二人の男の子。

一人は麦わら帽子をかぶった、左目の下に傷跡がある、とても元気そうな男の子。

もう一人は、そばかすのある、とても私を睨んでくる男の子。

助けて貰ってとても感謝しているのだけど、なぜかすごい睨まれてる……

お礼、言った方が良いよね…

「おめー誰だ？どっから来たんだ？」

麦わら帽子くんに話しかけられた

『私はA。助けてくれてありがとう！今日からダダンさんって言う人の所で一カ月間暮らすの』

そう言うと麦わら帽子くんはとても嬉しそうにこう言った

「そうなのかー！おれの名前はルフィ！！よろしくな、A！！おれもダダンの所に住んでるんだよ」

…ん？ルフィ？もしかして、

『…ねぇ、ルフィ君っておじいちゃんいる？』

「おう！いるぞ！！…君付けなくてもいいぞ？」

『あ、そう？あのさ、おじいちゃんの名前、もしかして、ガープ？』

「おう！！…何でAが知ってんだー？！」

やっぱり！！なんか雰囲気が似てると思った！

『えーっと、秘密！！そのうちわかるから！！』

なんとなぁく、秘密。

「えー、何でだよー！」

すごい知りたそうに言ってくる。何だか、子犬みたいでかわいい。

そう思っていると、私を睨んでいたそばかすくんが口を開いた

「おいルフィ、今日の夕飯は熊鍋だ。行くぞ」

そう言ってでかいクマの事をヒョイと持ち上げた。

力持ちだな。このそばかすくんが、エース？

それを確認することも出来ずに、(多分)エース君が歩き出した。

「待ってくれよエースー！…なァA、後でまた話そうな！！」

そう言ってルフィも走ってエース君であろう子を追いかけて行ってしまった。

『あ、行っちゃった！…日も落ち始めたし、二人が行った方向に向かって行けば戻れるよね。よし、帰るか』

ルフィと話したいし、早いところ帰るか
あと、エース君とも、話してみたい。