見捨てられた女の子【ONE PIECE】 (ページ12)

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「さて。決まった所でルフィ達は何処じゃ。また稽古をつけてやろうと思って来たのにのう。艦を出す時間が来てしまったわい。じゃあA、頑張れよ！」

そう言っておじいちゃんは帰って行った。
おじいちゃんを見送って、ひと段落。

『一ヶ月間、頑張りますかー！』

のびーっとしていると名前を呼ばれた。顎で入ってこいと合図されたので、入って行った。

中はなかなかワイワイとしていた。一杯のご飯と水が出て来たのでありがたく食べさせて頂く。

食べ終わるとダダンさんが話し始めた。

「良いかい！！あたしらが保証してやるのは1日一回、茶碗一杯の米！コップ一杯の水！それ以外は自分で何とかしな！！

それに掃除・洗濯、靴磨きに武器磨き！窃盗・略奪・サギ・人殺し！！良いな…！ここでさせられた事は絶対にガープの奴にチクるんじゃねェぞ…！」

後半、ヤバい事だらけやん。
人殺しはしたくない、しない。

『ごちそうさまでした。エート、掃除・洗濯、それに靴磨きに武器磨き…までは良いんですがその後の事は、出来ません。ごめんなさい。今後、海軍に所属する事になるかもなので。

代わりに、動物の肉を取ってきたり、それを料理したりする…ダメですかね』

鳩が豆鉄砲を食らったような顔になって

「お前、海軍に入るつもりなのかよ…！！」

するとダダンさんは呆れたように

「…何でこうガープの奴が連れてくる奴はこう、逞しいんだか…。構わないよ。その代わり、死ぬ気で働きな！！アンタの部屋はそこだよ」

『やった！！ありがとうございます！あっ、エースとルフィって子は何処に居るんですか？会ってみたくって』

「落ち着きがねェなァ…それなら……」