其の少女、自殺未遂。 ページ2
『これを守るの？』
｢せやで。俺が前方で戦ってるからお前は誰か来たら殺.すんや、分かったな？｣
『分かりました』
数分経つと、誰か来た。
｢君誰？名前は？｣
『A。緑パーカーがいた気がするんだけど。』
｢敦君がその女の子を守りながら戦ってるよ。｣
『あぁ、そうですか。』
殺せ、とは云われたが人は殺したことが無い。
だが、大体は半殺しだ。
其の人は、眼鏡を掛けながら私の首元を見て云った
｢首に怪我してない？｣
包帯を首に付けているはずなのに、気付かれた。
『なんで、知ってるの』
｢僕の能力は超推理、何でも分かるんだ｣
そんな異能は聞いたことが無い。
もしかしたらこの人、頭脳の化け物では
『なら、私の攻撃も分かりますよね』
私は異能で出した鳥へ攻撃するよう指示した、が。
『もう一人居た、、！？』
白髪の人が一人、こっちに走ってきた。
何故か鳥が白髪の人を斬っていた
暇だったので自己紹介をする
『私の名前はA。私が8歳の時に目の前で"親と妹を殺された"。』
殺された事を云うと二人は驚いていたが私は気にせず。
『そういえば緑パーカーの人は？』
｢奴ならどこかへ逃げた。｣
嗚呼、逃げたのか
『、、ならいいや。お兄さん達、見ててね』
近くにあった起爆釦を押す。すると、携帯から奴の声が聞こえてきた。
〔其を押したのか。解除など不要、近くにいるものを道連れにしろ。〕
私は、其の声が何時も憎い。
親を殺したお前が。
爆弾を持ち、ドアの前へ立つ。
お兄さん達には聞いてほしい
『私はA。親は私が５歳で妹が３歳の時に目の前で殺された。』
私はもう、お母さんとお父さんに会いたかった。
『もう誰も、私のせいで死なせたくない』
せめて、妹だけでも幸せに。
落ちていく中、人のような物に覆いかぶされながら意識を失った。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
おまけ
｢あれ、意識失っちゃった。｣
海から陸に上がり少女の安否を確認している名探偵＿＿江戸川乱歩。
敦に投げるように云って投げられた、とは違い自分で飛び少女を抱きながら海へ落ちた。
｢乱歩さん！怪我はありませんか！？｣
乱歩が目の前で飛んだのを見て唖然とした少年＿＿中島敦。
｢大丈夫。この子連れてくから敦君社長に話しといて｣
この少女に幸せは訪れるのか。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 13人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜桜 | 作成日時：2020年1月5日 8時
