【twst】米花町で事件慣れした私は現在NRC生です。 (ページ4)

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事件が4つページ4

女バレした私
モストロラウンジでは
事務員的なポジションになりました

『いやいや、事務員的なポジションって何』

「シャチちゃん、また一人言ぉ？」

『フロイド君』

私を“海の殺し屋“ことシャチと呼ぶのは
こちらのフロイド君
何故かと聞くと“賢そうだし意外と容赦無さそう“と
言われた、解せぬ

「でも今日のレジ閉め完璧だったじゃん
アズール、褒めてたよ？」

『まぁ、喫茶店でバイトしていたから』

米花町にある“喫茶店ポアロ“
私はそこで高校生の時から大学卒業まで
バイトをしていた

理由は家から近いのと
マスターの入れるコーヒーの味が好きだったから
である。バイトを辞めても週一で通う程で
あの喫茶店は個人的にもお気に入りなのだ

「ねぇねぇシャチちゃん
オレ、疲れちゃったぁ」

『……？部屋に戻ったら？』

「えぇ～？
オレ今は部屋に戻る気分じゃな～い」

フロイド君はとても気分屋さんらしい
双子だというジェイド君と全く違う
顔はそっくりだけど意外と分かりやすい

『抱っこしようか？』

「えぇ～？
オレのこと抱っこ出来んの？」

『まぁ、お姫さま抱っこになるけど』

「それはヤダぁ」

私の肩に頭を乗せ駄々をこねるフロイド君
……17歳なんだよね？
ジェイド君やアズール君と同い年なんだよね？
なんだろう母性本能？これ

『それじゃあ膝枕する？』

「ひざまくら？何それ～」

近くのソファーに座って膝をトントンと触ると
フロイド君はそこに静かに頭を乗せた

「あはっ♡
シャチちゃんの顔、近いね」

『寝心地はどうかな』

「最高～」

何となくフロイド君の頭を撫でると
喉からｷｭ-ｷｭｳと音が出る
……甘えているのかな

「…………こんな所で何をしているんですか」

『アズール君』

「フロイドは寝ているのですか」

『どうだろう
でも疲れてたみたいだから、ね』

少しずつ寝息が聞こえるようになる
私の膝枕が気に入ったみたいだ

「お人好しなのも結構ですが
警戒心を忘れないように
ここは男子校であり貴方は女性なのですから」

『うん、分かってるよ』

「はぁ………
明日は僕やジェイドが担当している資料まとめを
手伝ってもらいます」

『資料まとめね、了解』

パソコンでやるのかな
それだったら仕事でも慣れているし
問題は無さそうなんだけど

「僕はもう寝ますよ」

『うん、おやすみアズール君
お疲れ様』

次の日、私の膝が筋肉痛になったが
これは年のせいだと思いたい