熱のせい1＊宮城リョータ ページ22
＊
『ねぇちょっとA…？』
彩子から名前を呼ばれる。
「ん…どした？」
『どしたじゃないわよ！あんた顔真っ赤！』
「あー…なんかちょっと暑いような寒いような…」
そこで意識がプツンと一瞬飛んだ。
放課後の部活の練習中。
同じくバスケ部マネージャーの彩子と
1年生の基礎練を見てた時だった。
次に記憶が戻ったのは体育館にへたり込んでる自分。
周りがザワザワしている。
あぁ…やばい。迷惑かかってる。起き上がらなきゃ。
コツン
え…
おでこに自分より冷たい何かがぶつかる。
目の前にはリョータの顔。
『うわ…めちゃめちゃこいつ熱いよ。よいせっ。』
そう言ってひょいと私を背中におぶる。
「ちょ…リョータいい…」
『彩ちゃん、練習進めといて。』
そう彩子に言い残すと、
私を担いでそのまま保健室へ。
「リョータ…キャプテンなのに…」
『大丈夫大丈夫。彩ちゃんがすすめといてくれるから。』
「でも…彩子に誤解されちゃうよ…」
『ん？何を？』
あなたが好きなのは彩子でしょ
勘違いされちゃうよ。
彩子と同時にバスケ部のマネージャーになって3年目。
ずっとリョータが好きだった。
彩子を追いかけるリョータの事が。
ずっとずっと胸が辛かった。
保健室で先生に熱を測って貰えば38.8度。
先生は親に電話をしに行ってくれた。
ベッドで横になり、浅い呼吸をする私を
横でずっと撫でてくれるリョータ。
どうしよう。熱のせいかな。
涙が出そう。
『そんな辛いか。
よしよし、帰りアイス買って届けてやるな。』
「ちがうの。ちがうの…」
布団を目の位置まで引っ張り顔を隠す。
『お前、彩ちゃんと違ってなんか危なかっしくて
放っておけないんだよなぁ』
あぁ
だめ。ここで彩子の名前出さないで。
そんな事言わないで。
「リョータ…
好き。」
へ？！と聞いたこともない高い声で驚くリョータ。
熱のせいかな。
今なら言えちゃう。
頭を撫でてたリョータの手を自分の頬に持っていき
リョータを見上げた。
「リョータが好き。大好きなの。
彩子が好きでも、ずっとリョータを見てたの。
私じゃ…私じゃだめかなぁ…」
顔が真っ赤になるリョータ。
『それは全然…気づいてなくて…ごめっ』
ガララッ
『Aちゃん！お母さん迎えに来てくれるって！』
.
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葵 - yuiさん» ミッチー身長184cm高一の時より8cm伸びたそうですよ!何より髪を切ったらあんなにハンサムだなんて💘💘 (2023年4月23日 10時) (
レス) @page20 id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - 葵さん、ありがとうございます🫶ミッチー良いですよね！1番人間味があると言うか🥺💜身長も実は180超えと言う🥺 (2023年4月22日 23時) (レス) id: c36d1094cb (このIDを非表示/違反報告)
葵 - yuiさん» 私もミッチー推しなんですよ💕💕💕💕カッコイイですよね✨✨しかも声が低くてイケボ💕💕💕💕 (2023年4月11日 22時) (レス) id: b90638a2fa (このIDを非表示/違反報告)
yui(プロフ) - まるさんありがとうございます！慣れないものですみません…！ (2023年1月25日 13時) (レス) id: 9a45e8c132 (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - オリ‘フラ立っちゃってますよ！外したほうが良いと思います｡ (2023年1月8日 22時) (レス) id: d16c4af477 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yui | 作成日時：2022年12月11日 9時
