貴方でした（赤） (ページ45)

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ーSubaru sideー

安『しぶやん、ありがとうー。
Aちゃんもありがとう。
すごいええ歌聴けたわぁ。
今日の出会いに感謝やぁー！
また今度、遊んでー？
今度は歌の事もっと聞かせてほしい。』

「私なんかで良ければ、喜んで。
私もあんな歌でそこまで言ってもらえるなんて。
今度はもっと早い時間に
ちゃんと歌わせて下さい。」

安『あれ以上、上手いの聴かせられたら、
どうにかなっちゃいそうやわぁー！なんて。笑
楽しみにしてますー。
今度、しぶやんに連絡先聞いてええかな？
ちょっと今日はこの感じを早く曲にしたいねん。』

「ふふふ、カッコイイですね。
是非、わたしなんかで良ければ。
曲作り頑張ってください。楽しみにしてますね！」

安『ほななー！Aちゃん、ホンマにありがとう』

す『ちょっとロビーまで送ってくるわ。』

それから、俺はヤスをロビーまでお見送りへ。

安『すごいな、Aちゃん。
鳥肌立ったわー。』

す『せやろ？俺も初めて聴いたときは
ゾクッとしたわ。』

安『しぶやんが、あの子の事気になるの
よう分かったわぁ。ええ子やし。』

す『…初めてやねん。
恋愛感情とか、友情とか、アイツに
どの気持ちが合うのか分からへん。
でも、あいつとおりたいというか、
なんかそばに置ったらええのに…とか
キショイこと考えてまうねん。』

安『ふっ…。週末婚でも良い、しぶやんが？』

す『…きしょいやろ？』

安『でも、分かる。それくらい、
今までの自分の考えが覆される歌声を
持ってるわ。Aちゃん…。

あ、僕もうここでええわ。タクシーありがとう。
Aちゃん、今日ちょっと怖い目合うてるし
一緒にいてあげて。また3人で遊んでなー！
おやすみなさい！』

そう言ってヤスは
エレベーターに乗って帰って行った。

俺は、小走りで部屋へ戻った。

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