貴方でした（赤） (ページ19)

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頭いたぁ…

飲み散らかした缶、食べ散らかしたつまみ類…。

時計を見ると11時を指している。

えーっと…これは昼間？

そうだ、昨日ひとみん家で飲んだんだっけ…

昨日あの大倉くんにあったんだよなぁ…
亮ちゃんも、すばるにも…。

でも、私そんな人達にあんな事言っちゃって。

あーぁ。

でも私もあんな事言われて…

あーぁ。

高校のときにすごく嫌な事があって

毎日が辛くて

学校にも行けなくて

目の前が真っ暗だった私に

光をくれたのが関ジャニだった。

面白くて、仲が良くて

見てるだけで元気がもらえて。

それでいて、音楽をしているときの
姿勢がまっすぐで…。

たくさん、たくさん助けられていたのに

あんな事言っちゃった…。

思い出すと涙が出そう…。

そいえば昨日、何度も泣きそうな所を

ひとみとすばるに助けてもらったなぁ…。

私ってどうしてこう弱いんだろう。

強くなりたい。

あ、そいえば来週の音楽番組の観覧、
どうしよう…。

すばるには行くなんて言っちゃって。

はぁーーーどうしよう…。

でも、きっと私の事なんてみんな
忘れてるよね。お酒入ってたし。

あ、すばるは入ってなかったか。

そもそも、昨日あんなに話してくれたのは

本当にすばる…？

うーん…

行っても、いいかなぁー…。

ひ『何悩んでるのー？』

ひとみがまだ眠たそうな、
半分夢の中な感じで
言ってきた。

「あ、おはよー。
んー？大したことじゃないよ。」

ひ『何よー…』

「あのね、来週ねー…
関ジャニの音楽番組の観覧当たってるの。
それに、行こうか悩んでて…」

ひ『はぁ？！あんた、昨日の今日で…。
あんなことあったのにまだファンなのー？
一途というか、バカというか…』

「うーん…。
でも音楽は大好きなんだよねー…。
それに言ったじゃん？週刊誌とか
ゴシップ記事でプライベートが
あんまりよろしくないのは知ってたから。笑
それを再確認しただけで、そこまで
ダメージないような、実はあるような…。」

「てか、それ昨日すばるにも言われたかも。
ひとみとすばるって似てるかも。」

私は思い出し笑いをした。

ひ『えー？そうかなぁ…。

よしっ目覚めのカフェ行こう！』

それから、私達はカフェでランチをして、
ひとみが仕事なのでそのままバイバイをした。

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