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正直ファーストキスの相手なんて重いと思ったけど

まさか自分に好意を寄せているとは思ってもみなかったから

逆にやりやすくなった



「じゃあ、練習しておこうか。

Aちゃん、目をつぶって、漆原凌を思い浮かべてね。」


Aはゆっくりと目を閉じた


シーンでは激しく行うが今は軽く触れるだけ


「どう?なんとなく感覚掴めた?」

「、、あ、はい。

でも、ドキドキして曖昧なんで、、
もう一度お願いできますか…?」


顔を赤らめてお願いするAが可愛すぎて

漆原凌でも元恋人役でもなく

綾野剛という1人の男として

何度もAにキスをした






これは2人だけの秘密







今思えば、僕はその時から好きだったのかもしれない

可愛いAを僕のものにできたような気がして

優越感に浸っていた






楽屋での一件があったので

撮影は一発でOK



でもAは真っ赤になっていて

素直に可愛いと思った





その後、お付き合いをした僕らは

すれ違いから別れてしまったけど


Aとの思い出は今も変わらずに

キラキラしている




Aが今もこれからも

笑顔で誰かと幸せであってほしいと願っている

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作品ジャンル:恋愛
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作者名:misamisa222 | 作成日時:2021年11月8日 22時

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