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「……みんな、大変な時期だから、負担をかけたら悪いと思って……」
「おまえはまた……それで1人で爆弾飲んでちゃ、しょうもないだろう」
「……っ、すみません……」
「……タマはなんて？」
「……MEZZO"を辞めるって……」
「……ああ、なんてこった……」
「……環……」
重苦しい空気が廊下を漂う
「……どうして、タマに言ってやらなかったんだ。おまえは、あいつの相方だろう！」
「……すみません……」
「大和さん！壮五さんは悪くないんです！壮五さんは、環のこと考えて……」
「リクは黙ってなさい。ソウ。言ったじゃないか……なんでも話せって。あいつにも、俺たちにも」
「……」
『……はぁ……そう簡単に話せるわけないでしょ』
「A……」
今まで黙っていたけど口を開く
『環と壮五の問題に首突っ込む気はないけどこれだけは言わせて。壮五が周りに気を使って溜め込むなんて分かりきった事でしょ。なんでも話せって言っても大事な時期だからって遠慮してんじゃん。実際さ……壮五が言いづらくしてんのあんたらじゃないの？気軽に相談出来るような雰囲気作ってる？』
「Aちゃん！いいから……」
壮五が私を止める
「……否定は、出来ないな。……とにかく壮五は寄りかかることを覚えてくれよ。みんなの負担を考えて、おまえが1人で悩んでちゃ意味ないだろ。話さなかったことを怒ってるんじゃない。ソウが話せなかったのが寂しいんだ。俺たちは仲間だろうが……おまえが何か隠してること、タマは気づいてたぞ。家のことで、何かあったんじゃないかって、おまえを心配してた」
「……環くんが……？」
「……ソウが思ってるより、タマはずっと、ソウのことを考えてるよ。あいつは家族と縁が薄かったから、おまえのこと兄貴みたいに、家族みたいに思ってるんだ」
「……家族……」
「わかります……壮五さんは、優しくて面倒見がいいから、オレもお兄ちゃんみたいだなって……」
「どこがだよ。ソウは完全に自己完結型の1人っ子だろ？」
「な、なんでわかるんです？」
「俺もそうだから……俺も得意じゃなかった。誰かを信用したり、されたりすんのは」
「大和さん……」
「ソウは慎重で用意がいい。そこは他の誰にもない、おまえの長所だ。だけど、俺たちに対して……､タマに対しては、慎重に準備しなくたっていいんだ。1人で抱え込む前に、全部打ち明けて、ぶつかってくれよ。俺たちはそんなに頼りないか？」
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いかもち - 更新嬉しすぎる！夢主ちゃんの過去編が気になるなぁ (2023年3月31日 1時) (
レス) @page17 id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 更新嬉しいです！これからも頑張ってください！この小説の内容大好きです！！！ (2020年11月2日 8時) (レス) id: 4ea037beda (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 夢主の割りきってるような性格結構好きです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: ac8e88b096 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみに待ってます！無理のない程度に、更新頑張ってください！ (2020年2月13日 2時) (レス) id: dac7554aca (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 更新待ってました！ありがとうございます！ (2020年1月29日 1時) (レス) id: ed077b6531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2019年10月6日 2時
