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「……環くん……」
「…………あはは…………もうやだ。もういい……好きにしろよ…………俺はMEZZO"を辞める。あんたは信用できる奴と組めよ」
『えっ』
「……っ、環くん、違うよ！」
「理はどこだ！？最後にそれくらい答えろよ！……ッ、言え……！」
環の大声にビクッと身体が揺れる
「……っ」
「環くん！落ち着いて……！」
十龍之介が仲介に入るが無意味だ
今の環には壮五しか見えてない
「……っ、知らない……会ったのはテレビ局で、二回だけだ。いつも、引き止められなくて……」
「本当にそれだけか！？」
「……っ、本当だ……」
「……わかった…………レッスン続けようぜ」
この空気で再開するのは無理あるでしょ……
「……でも……」
「放り出したりしねえよ。仕事だから……ッ、あんたをぶん殴りたくてもな！」
「…………ごめん……」
「やろ」
「ごめん、環くん……。本当に……」
「うるせえ……！……仕事だろ。始めようぜ」
『雰囲気最悪だ……』
私はボソッと呟く
「俺は踊らないよ。こんな空気で」
「……リュウ兄貴……」
「壮五くん、少し外してくれるかな」
「……でも……」
「いいから。俺に任せて」
『……壮五、行こう』
十龍之介はきっと何か考えがあるように見えたから、壮五の服の裾を引っ張って部屋を出るように促す
あと、単純に私がこの空気嫌いだから部屋を出たいのもある
怒る気持ちは分からないでもないけどあまり人が怒鳴ってたり喧嘩してる所を見るのは好きじゃないから
「……。はい……」
壮五はしぶしぶといった感じで私と一緒に部屋を出る
バタン
「……僕は……、なんてこと……」
壮五は放心状態のまま廊下に佇む、すると
ガチャ
「あれ……どうしたんですか？壮五さん、A」
「なんか、向こうのレッスン場から、タマの大声が聞こえてきたんだけど……」
「……陸くん、大和さん……」
別の部屋から陸と大和が出てきた
大和は壮五を見て何かを察したようで
「……なにがあった。言ってみろ」
「……実は、環くんの妹に会ったんです……」
「な……」
「でも、言えなくて……また仕事を放り出すんじゃないかって、……僕が、勝手に……あの子は頑張ってくれてたのに……」
「……まさか、あの火消しの話って、環のことだったんですか？な……、なんで、本当のこと、言ってくれなかったんですか！？」
『火消し……？』
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いかもち - 更新嬉しすぎる！夢主ちゃんの過去編が気になるなぁ (2023年3月31日 1時) (
レス) @page17 id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 更新嬉しいです！これからも頑張ってください！この小説の内容大好きです！！！ (2020年11月2日 8時) (レス) id: 4ea037beda (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 夢主の割りきってるような性格結構好きです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: ac8e88b096 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみに待ってます！無理のない程度に、更新頑張ってください！ (2020年2月13日 2時) (レス) id: dac7554aca (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 更新待ってました！ありがとうございます！ (2020年1月29日 1時) (レス) id: ed077b6531 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポン酢 | 作成日時：2019年10月6日 2時
