78 ページ28
「……どんな？」
「ゼロのウィザードの衣装を着た、コスプレ野郎だ。中にはゼロ本人だと噂する奴もいる」
「本人だったら、堂々とステージに戻ってくるはずだろう。何故、本人なんて言われてるんだ？」
「ゼロの曲を完璧に歌いこなしたらしい。警察が来るどころか、周りには拍手喝采が沸いたって話だ」
「ゼロ本人か……。伝説のアイドルは、僕たちのことを怒ってるのかな」
「本人だろうが、何だろうが、俺はやり方が気に入らない。文句があるなら、顔を見せて言うべきだろ」
「……ゼロの曲のカバー、止めるつもりはないんですか？」
「今のところは。歌われない歌はかわいそうだろ。ゼロの曲は名曲揃いなのに。薬か……。注意して見てみるよ。モモは貰った物は何でも食べるんだ」
「はい……」
「Aも気をつけてね」
『え？』
千が私に話を振ってきた
「Aの方にももしかしたら何かあるかも知れないから」
『ん、わかった』
「素直でよろしい」
千はわしゃわしゃと私の頭を撫でた
「Re:valeを元気付けるためにも、こけら落としの中日に向けて、IDOLiSH7も頑張りましょう！こけら落としの中日にあわせて、セカンドアルバムを、リリースしたいと思います！」
「セカンドアルバム！？」
「はい！社長とも相談しましたが、シングルカットを予定している曲は、こちらの曲になります！」
「……これは盛り上がりそうだな！」
「ファンタスティック！こけら落としに相応しい曲です！」
「これ、センターはどっちやんの？りっくん？いおりん？」
「私は……」
「オレがやります。やりたいです！」
「リク……。控えめだったおまえが変わるもんだな」
「前の曲の時は、一織に助けてもらったけど、今度はちゃんと、自分の役目を果たすよ。体調も安定して来たし、もう、みんなに迷惑はかけません！オレにやらせてください！」
「……っ、もちろんです！よろしくお願いします、陸さん！……壮五さん……？壮五さん、大丈夫ですか？」
「あ……。はい……」
『壮五？』
「おい、顔色悪いぞ。また無理してるんじゃないか」
「なんかあったのか、壮五？」
「「「どうしました？」」」
「なんだよ。またお腹いてーの？」
「……っ、な……、なんでもない……。大丈夫です。みんな、ありがとう」
「……」
「ひとつ、ご提案があるんですが」
「なんですか？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1073人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いかもち - 更新嬉しすぎる！夢主ちゃんの過去編が気になるなぁ (2023年3月31日 1時) (
レス) @page17 id: 28b6081af3 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - 更新嬉しいです！これからも頑張ってください！この小説の内容大好きです！！！ (2020年11月2日 8時) (レス) id: 4ea037beda (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 夢主の割りきってるような性格結構好きです！更新楽しみにしてます！頑張ってください！ (2020年2月24日 23時) (レス) id: ac8e88b096 (このIDを非表示/違反報告)
零 - 続き楽しみに待ってます！無理のない程度に、更新頑張ってください！ (2020年2月13日 2時) (レス) id: dac7554aca (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 更新待ってました！ありがとうございます！ (2020年1月29日 1時) (レス) id: ed077b6531 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ポン酢 | 作成日時：2019年10月6日 2時
