Look at only me ＿ 2

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スリボ『お疲れ様でした〜！！』


3人一緒に部屋を出る。



すれ違う先輩方などに挨拶をして


事務所を後にした。


陸『う”〜…さっむ。』

壱馬『ほんとやな…』


だいたい3人だけになると、2人ともタメ口で話す。


それは僕がOKしてるからってのもあるけど。


タメ口で話すくせに、何故かさん付けは無くならないのがよく分からないけど。


北人『はい、陸さん』

陸『ん？』


目の前に手を差し出して、ニコニコしている北ちゃん。


陸『え、何？』

壱馬『！陸さん、はいっ』


壱馬も何か察したようで、手を差し出してくる。


陸『？？？』


俺には何にもわかんなくて、どうしたらいいか戸惑っていた時。


北人『だーかーらー！こうっ！』

壱馬『これで暖かくなるやろ？』



北ちゃんは俺の左手を、



壱馬は俺の右手を、



それぞれ握って歩き出す。


陸『っ…！
確かに、暖かいけど…』

北人『あれ、顔赤くなってる？』

壱馬『ほんとや。かわええ。』

陸『っ、もう！ご飯行かないよ？！』

北人『やだ！！ごめんなさい！！』

壱馬『陸さん、許して？』

陸『うぐ………わかった、ほら行こ。』


結局2人が可愛すぎて、すんなり許してしまう。


ほんとに、2人には甘すぎると自分で思う。


陸『予約してるから早く行かなきゃ。』

北人『えっ、予約してくれたの？』

陸『……そりゃ、行くって言ったの僕だし。』

壱馬『ありがとな。陸さん。』

陸『いーえー。ま、焼肉だけど。』

壱馬『ふはっ、ほんと焼肉好きやなぁ陸さんは。』

陸『ふふふ、笑』


手を繋いだまま笑いあって、


お店まで仲良く歩いた。

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