Look at only me ＿ (ページ24)

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半ば強制的に樹が赤のアイシャドウを手に取り、上まぶたにのせる。

目を瞑っているから樹がどんな顔をして俺にメイクしているのかが分からない。

樹『北人さんって、ほんと綺麗な二重幅ですよね。』

北人『そういう樹も綺麗な二重じゃん。』

樹『そうですか？

北人さんほどじゃないですよ。

目開けて下さい。』

北人『ん、』

今度は涙袋にアイシャドウをのせていく。

樹『涙袋、女子が憧れるくらいはっきりしてますね…』

北人『え、そう？』

樹『北人さんって女子が憧れる顔面持ってますよね。』

北人『顔面って笑

それ褒めてるの？笑』

樹『褒めてますよ笑

はい。終わりました。』

北人『どれどれ………』

樹が鏡を手渡してくる。

それを受け取って自分の顔を見ると、目元に綺麗にアイシャドウが塗られていた。

北人『おぉ……凄い……』

正直言って、自分が赤が似合うとはやっぱり思えないが、樹が満足するのならいいか。

北人『いつ……っ、』

振り向こうとすると、いきなり顎を指で上げさせられる。

北人『？樹？？』

まじまじと目を見つめられて、少し狼狽える。

そして樹はふっと笑ってこう言った。

樹『……かわいい。

俺好みの北人さん。』

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Preference__好み

北ちゃんのストーリー見てふと思いついた話。

今回は短めです笑

いっちゃんが好きな色を北ちゃんに塗って欲しいな～って考えてたらこうなりました笑

メイク系、なんかいいですよね。((
リップとか塗る話(？)も好きです笑