Look at only me ＿

interest.(りく×ほく) * ページ20

__北人side



北人『…………やっちゃった』




数日前、ネットで見かけて興味本位で始めた胸の開発。


それが思っていたよりも効果抜群で、服が擦れただけで感じるようになってしまった。


これが彼氏の陸さんにバレたら…なんて何度も考えたけど、誤魔化せるような良い案は浮かばなかった。


保護代わりに絆創膏を貼って、撮影に向かった。


北人『ふぅ……』


午前中の全員での撮影は何の問題もなく終え、少し安堵する。


…………でも問題はここから。


午後からは2人ペアの撮影。

しかも俺のペアは陸さん。


開発している事がバレないか休憩時間の今でもヒヤヒヤしている。


○吾『北ちゃーん。』

北人『げっ、』

○吾『げってなに笑 隣いい？』

北人『…いいよ。』

○吾『ありがと笑

ねぇ北ちゃんさ、前々から思ってたんだけど最近鍛えてる？』


北人『え？んー、、まぁまぁ？』


………多分開発したせいで、少し胸が膨らんだだけだと思うけど。

○吾『でも胸筋ちょっと付いたよね。』

北人『へ…………ひゃっ？！』


○吾の手が俺の胸に触れる。

変な声が出て、口を手で抑えると、○吾はびっくりしながら赤面してる。

○吾『…な、に、今の声………。』

周りを見渡すと、楽屋にいる全員が俺を見てくる。


恥ずかしくて何も喋れずにいると、後ろから誰かに肩を抱き寄せられた。


陸『ちょっとしょーご。北ちゃんは俺の。』

前にいるからよく見えないけど、不機嫌そうな顔で○吾を見つめる陸さん。


…………バレたかも。



北人『あ、あの…陸さ……』



陸『………撮影終わったら一緒に俺ん家ね。』


そう小さい声で伝えられる。


北人『は、はい……っ』

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