Look at only me ＿

jealousy. (ゆせ × そた) ページ42

ー リクエスト ー


＿勇征side


俺には可愛い彼女がいる。

同じグループで、相棒の颯太。


まだメンバーに 付き合っていることは言っていない。


今もこうしてファンタ全員で飲みに来てるし。


席どこにするー？とわちゃわちゃしている間に、颯太は慧人と大樹くんの間に行ってしまった。


ずっと笑顔で楽しそうに話している。

慧人『颯太ー、あーん。』

颯太『っえ、あ、あーん…？』

勇征『？！』


いつもはメンバーにあーんされてもさらっと交わすくせに。

何故か今日は、酔っ払った慧人からちゃんとあーんされていた。


堀夏『おい。慧人お前酔いすぎだって。

ほら帰んぞ。』

慧人『んぇえ…？堀なつくん…？

堀なつくんだぁ…っ』


酔ってぽわぽわした慧人が、なっちゃんにぎゅっと抱きつく。


それを見て周りは ﾋｭｰ だの、あらま〜笑 だの、
冷やかす声を上げている。


いつもなら俺もそれに乗るけど、


さっきの颯太が頭にちらついて、その気になれなかった。




…もういい。やけ酒してやる。


ぐいーっとグラスに入った酒を飲み干して、また注文する。


慧人はなっちゃんに連れられていつの間にか2人で帰っていた。


一方颯太は、酔っ払って面倒くさくなった大樹くんに絡まれて、


ちょっと困ったように笑いながら酒を飲んでいる。


それにイラッときて、余計に酒が進んでしまった。

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