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北人『っ、壱馬』



壱馬『ん、?あ…ほく。おかえり。



どーやった?』



北人『何が?』



壱馬『何がって、樹と飲み物買いに行ったんやろ?』




北人『あー…ただ買いに行っただけだよ笑』



壱馬『…そっか。』



壱馬が無理して笑う。



これはまこっちゃんと何かあったな。



北人『壱馬こそ、どーしたの?



まこっちゃんは?』



楽屋を見渡して見ると、まこっちゃんの姿がない。



壱馬『あ、あぁ、…慎なら………』





” ガチャッ ”



壱馬が言いかけたところで、楽屋のドアが開く。


外から昂秀や龍と笑いながら、まこっちゃんが入ってくる。




その時の壱馬の顔はやけに悲しそうだった。



壱馬『…しばらくは一緒におったんよ。



でも、…昂秀達に呼ばれて行っちゃって、笑』



北人『そ……か……壱馬、大丈夫?』



今日の壱馬はやけに不自然だった。



すぐ泣きそうな顔になるし、まこっちゃんの近くに行くことを躊躇する。



そして今日は朝からずーっと俺の隣にいる。



壱馬『大丈夫やで…?』



顔を歪めて不器用に笑う。



まこっちゃんの方を見る度、目に涙を溜めているのが見て取れた。



もしかしたら壱馬は俺よりも、限界になるまで色々な事を抱え込んでいるのかも。



北人『かず………』




” ポタッ ”


机に置いてあった雑誌のページに、雫が落ちる。



そのページに小さく、じわじわとシミができていく。


少し驚いて壱馬の方を見ると、



壱馬も驚いたような顔をしていた。



自分でも泣くなんて思ってなかったんだろうな。



壱馬の頬には目からどんどん伝って落ちていく涙。



壱馬『っ……ほく、ごめ…っちょっと…あかんかも』

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いちごあめ.(プロフ) - すずまるさん» 嬉しいです泣! (2020年11月12日 7時) (レス) id: f93e8e8aba (このIDを非表示/違反報告)
すずまる(プロフ) - ゆせそた最高でした!! (2020年11月12日 1時) (レス) id: 32ac69c80c (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ.(プロフ) - すずまるさん» リクエストありがとうございます!頑張ります! (2020年11月11日 16時) (レス) id: f93e8e8aba (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ.(プロフ) - ゆせそた!!私も大好きなので頑張ります!ありがとうございます!! (2020年11月11日 16時) (レス) id: f93e8e8aba (このIDを非表示/違反報告)
いちごあめ.(プロフ) - れなさん» 了解です! (2020年11月11日 16時) (レス) id: f93e8e8aba (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:いちごあめ. | 作成日時:2020年7月14日 19時

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