総長の彼女は大変です【東京リベンジャーズ】【佐野万次郎】【その他諸々】

虎の人 ページ7

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なんて事があったのに

今じゃ私より喧嘩の毎日

あの時の私への思いはどこへ？って感じ



『はぁー、まじやってらんない…』

大きな溜息と共に顔も歪んでいく


千冬「A、顔やぺーぞ」

『うるさい』

場地「まぁまぁ、なんだかんだ言っても続いてんだから、長くなればなる程そんなもんなんじゃねーの？」

『彼女いた事ないくせに偉そうな事を…』

ギロッと圭ちゃんを睨む


場地「は？お前なぁ人がせっかく…」


「あー！なんで皆で帰ってんのー？俺呼ばれてねーんだけど！」


『え？』

前から声が聞こえて見てみると


「ずるくねー？」

不貞腐れ顔の一虎がこっちに向かって歩いてきていた


『あ、一虎だ』

千冬「…出たよ」

チラッと千冬を見ると、少しだけ嫌そうな顔をしていた


………



千冬、何故か一虎とはあんまりなんだよね

相性悪いのかな？



場地「知らねーよ、つか中学ちげーだろ」

圭ちゃんが面倒臭そうな顔をしてそう言う


一虎「そうだけどさー、連絡くれてもよくない？帰るよーみたいな」

一虎が悲しそうな顔で私達を見る


場地「なんでいちいち連絡しなきゃなんねーんだよ」

一虎「えー、俺だって皆と仲良く帰りてーんだけど！」

むすっとした顔で当たり前のように、圭ちゃんと私の間に割り込んで歩き始める



うん、いつもと同じだね！

さすが一虎！

大体いつもこうなる

圭ちゃん、一虎、私、千冬で並ぶ事が多い気がする



金髪と黒髪、首に虎のタトゥーを入れた男、羽宮一虎

圭ちゃんと一虎は、東京卍會の創設メンバーらしくて前から仲良いみたいなんだよね

それで何故か圭ちゃんと一緒にいた私も一虎に気に入られちゃって、ちょいちょいアピールされる日々…


一虎「俺はAに会いたかったんだよー！」

ニコニコと笑顔で私を見る一虎


『あはは、ありがとう』

愛想笑いと棒読みでなんとか乗り切る


一虎「えー、なにそれー！本当だよ？」

ずいっと顔を近づけてくる一虎


『うん、わかった、わかったから』

近づく一虎の顔を手で制する



やめろよイケメン

近いんだよ！

君、自分の顔鏡で見た事ある？

そんなイケメンに顔近づけられたら…



…ダメだ

マイキーに怒られる



千冬「一虎くん近いっすよ、Aから離れて下さい」

むすっとした顔で一虎を睨む千冬



やめてー

千冬の顔も結構なイケメンなんだよー

本人には言わないけどさ

むすっとしても君は可愛いんだよー


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