タックルアタック ページ36
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『千冬ー！武道ー！』
私の声に金髪二人が振り返る
武道「ん？A？」
千冬「おー、Aだ」
あ！やっぱり！
金髪二人は私の幼馴染みの千冬と、ヒナの彼氏、武道だった
『二人共何してるのー？』
二人に近づこうと歩いて行くと
武道「あっ！」
千冬「A！後ろっ！」
武道と千冬が驚いた顔で叫ぶ
『えっ？』
ガシッ！
『ぉわあっ！？』
急に後から抱きつかれて体制を崩す
え！やばいっ！倒れる！
ぎゅっと目を瞑って地面に体が叩きつけられる覚悟をすると
………
あれ？
倒れて…ない？
ゆっくり目を開けて後ろを見ると
「Aゲットー！」
ニッと嬉しそうに笑いながら私に抱き着く、水色と金色の髪の毛、お洒落なメガネをかけた灰谷竜胆がいた
『…竜胆くん』
「俺もいるよ」
竜胆くんの後ろからぬっと現れたのは
『…蘭ちゃん』
黒髪と金髪のグラデーションを三つ編みにした竜胆くんのお兄ちゃん、灰谷蘭
『…竜胆くん、いちいち挨拶代わりにタックルするのやめてもらっていい？』
竜胆「は？俺の愛情表現なんだけど」
未だ私を後から抱きしめたままむすっとする
『うん、知ってる、でもびっくりするから…それに恥ずかしい』
通り過ぎる人達がチラチラと私達を見る
さっきから私、注目されまくりなんですけど…
いい加減恥ずかしい…
蘭「竜胆、一回離れてやれ」
竜胆「…しょうがねぇな」
竜胆くんが渋々私から離れる
蘭「じゃ、俺の番♡」
『え！？』
竜胆くんが離れたと思ったら、今度は蘭ちゃんにぎゅっと抱き締められた
竜胆「おいおい兄貴、自分がAに抱き着きたかっただけじゃねぇか」
蘭「あ？文句ある？」
『…あの、蘭ちゃん、離してくれない？』
蘭「え？警棒で叩かれたい？しょうがねえなぁ…本当可愛い奴だなAは♡」
ニヤニヤ笑いながらどこからか警棒を取り出す
『え、待って、何にも言ってない！』
こわっ
この人幻聴聞こえてますよ！
武道「A！」
千冬「大丈夫か！」
武道と千冬が私達の方に走ってくる
『大丈夫じゃない、警棒でペチペチされる…』
ははっと引き攣った笑いで助けを求める
竜胆「何お前ら？俺らとAの邪魔すんの？」
蘭「お仕置きしねぇとなぁ〜？」
竜胆くんと蘭ちゃんの目が変わる
『待って待って、喧嘩は良くないからねー』
どーどーと、竜胆くんと蘭ちゃんを宥める
だめだめ
この二人相手と喧嘩なんて面倒すぎる！
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421(プロフ) - 大丈夫ですか!?ゆっくり休んてでください！！ (2022年6月30日 16時) (
レス) @page50 id: 3223c8ebaf (このIDを非表示/違反報告)
魁莉 - 自分ではここまで素敵な内容は考えられないので読んでてとっても楽しかったです!私はもっとchericoさんの作品を読みたいです(*´﹀`*) (2022年5月13日 23時) (レス) @page50 id: 173dee895d (このIDを非表示/違反報告)
ルンルン(プロフ) - 是非続編してほしいです！駄作なんかじゃないです！最高の作品です！続き楽しみにしてます！😊 (2022年2月27日 21時) (レス) @page50 id: 9c620ed8f3 (このIDを非表示/違反報告)
萌愛 - 凄くよかったですよ！続編楽しみです‼ (2022年1月26日 14時) (レス) @page50 id: 6de01b9c77 (このIDを非表示/違反報告)
青羊(プロフ) - とても面白いですよ！続編をぜひ書いてください！楽しみにしています！ (2021年12月23日 20時) (レス) @page50 id: b9062b2cfb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cherico | 作成日時：2021年11月30日 17時
